コンドミニアムとは、家具や家電などがそろった長期滞在向きの宿泊施設。富裕層の中には、海外リゾートのコンドミニアムへ投資する方もいます。普段は旅行者に貸し出して、休暇の時には自身で活用するのが一般的です。最近では、ホテルの一室を投資家が所有するコンドミニアムホテルも人気。これらの魅力や購入時のポイントを解説します。
ハワイのコンドミニアムが投資家から注目されるワケ
海外には、コンドミニアム、コンドミニアムホテルが集中するリゾート地が数多くあります。中でも、日本の富裕層に支持されているのが「ハワイ」。支持される理由は、圧倒的な集客力があるため資産価値を維持しやすいといわれるためです。
ハワイはアメリカ人をはじめ、日本、中国、韓国などのアジア人にも人気で年間約938万人の観光客が訪れます。東京23区の人口が約930万人ですから、それに匹敵する人々が渡航していることになります。この集客力によって投資効率が良いのが、ハワイのコンドミニアム、コンドミニアムホテルの最大の魅力です。
さらに、観光客の「滞在日数の長さ」も投資する上でのプラス材料。平均滞在数は8.95日。沖縄の平均滞在日数3.78日と比べると、倍以上の長さです。
ハワイのロケーションを生かしたコンドミニアムが有利
では実際に、どんなエリアにコンドミニアム、コンドミニアムホテルが存在するのでしょうか。やはり目立つのは、ハワイ最大の魅力である「オーシャン・フロント」「オーシャン・ビュー」を生かした物件です。ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッド、アラモアナ・ビーチパークなどの人気スポットにコンドミニアムが集中しています。
前項で解説した通り、ハワイの集客力は投資物件にとって追い風ですが、さらにオーシャン・フロントを堪能できるとなれば「宿泊稼働率」も期待できます。その中でも、階数の高い部屋をセレクトすればより有利な環境で経営できます。
コンドミニアム購入ではパートナー選びが大事
次に考えたいのは、ハワイのコンドミニアムを購入したい時は「誰に相談すればいいのか」という点です。一般的には、次の選択肢があります。
国内の大手不動産会社のリゾート部門に相談する
- 国内の大手不動産会社のリゾート部門に相談する
- 現地密着の不動産会社や代理人に相談する
傾向的に、大手不動産会社の取り扱う物件は、一等地の大規模物件が中心です。その分、価格は高いですが、信頼性の高い管理会社を紹介してくれたり、法人化や税務面のアドバイスをしてくれたりなど、総合的なバックアップが期待できます。
これに対して、現地密着の小規模な不動産会社は、取り扱い物件の規模やサポート体制がバラバラのため、慎重に選ぶ必要があります。一方、大手不動産にはない現地情報を教えてくれるなどの利点も考えられます。
ハワイ訪問費用は経費にできる可能性も?
ハワイのコンドミニアム、コンドミニアムホテルに投資する時の注意点は「日本との商習慣の違い」です。日本とアメリカでは、税務、ローン、相続などの仕組みが異なります。そのため、日本で不動産投資の経験値がある方でも、イチから勉強することになります。不動産会社や現地の投資にくわしい人からの情報提供が欠かせません。
投資スタートまでの一般的な流れは次の通りです。
1. 物件探し
2. 現地訪問
3. 購入申込書の提出
4. エスクロー口座開設
5. 売買契約
6. 手付金の支払い
7. 決済
上記の1~3は、日本で不動産投資をする時と流れ自体は同じです。日本と一番違うのは「4.エスクロー口座開設」の部分です。アメリカでは、契約に関わる諸手続を行うエスクローと呼ばれる会社が存在します。この処理をするための口座が必要なのです。
まずは、魅力的な物件ほど競争率が高いため気になる物件があったら「なるべく早く現地訪問をする」のが重要です。その際には、新規事業のためのハワイ訪問ですので、交通費などを経費にできる可能性もあります。税理士などに相談してみましょう。(提供:JPRIME)
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