通販などで買い物した代金の振込先が楽天銀行で、「支店のないネット銀行への振込はどうしたら……?」と困った経験はありませんか。ネット銀行宛の振込もいつもと同じように手続きをすれば大丈夫です。ただし、いくつか注意点もあるので解説しますね。

通販の振込先が楽天銀行!どうすれば?

楽天銀行,振込
(画像=PIXTA)

楽天銀行のようなネット銀行が振込先だった場合、銀行の支店がないので戸惑ってしまいますよね。でも、大丈夫です。振込先がネット銀行の場合でも、通常の振込と同様、銀行のATMを使って振込手続きができます。

楽天銀行に振込をする場合は、銀行のATMで「キャッシュカードでの振込」「現金振込」のいずれかの方法を選択し、手続きを行います。

基本的には、キャッシュカードを持っている銀行ATMからキャッシュカード振込を選択しましょう。キャッシュカードを持っていない銀行ATMでも、振込はできますが「現金振込」しかできないのです。

銀行の営業時間内にATMに行けないときは、銀行のインターネットバンキングの登録をしておくと、24時間いつでも振込ができるので便利ですよ。インターネットバンキングは、インターネット上で24時間、振込手続きや残高照会、入出金照会などができるサービスです 。 その他にも、コンビニATMでの振込もできます。コンビニは24時間開いていて、店舗数も多いので銀行ATMを探すより楽ですよね。

コンビニATMで楽天銀行に振込む方法

コンビニATMは、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ポプラなどに設置されています。お仕事帰りや、仕事の合間にも振込手続きができるので便利ですよね。

銀行の営業時間外でもインターネットバンキングの登録をしていなくても、振込手続きができるコンビニATMですが、現金振込ができないので注意が必要です。必ず銀行のキャッシュカードが必要になります。さらに、お持ちの銀行キャッシュカードとコンビニATMが提携しているかも確認が必要になります。金融機関によっては、「入出金はできるけど、振込はできない」ケースもあるので、公式サイトなどで事前に確認しておきましょう。

楽天銀行の振込手数料とコンビニATMの利用時間

コンビニATMを使って楽天銀行へ振込をするときの、振込手数料やコンビニATMの利用時間をコンビニ別にまとめました。参考にしてください。

セブンイレブンのATM(セブン銀行)

セブンイレブンのATMの提携金融機関は600社。そのうち振込ができるのは、20社のみです。例えば、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、楽天銀行からは振込手続きができません。手数料や利用できる時間は、金融機関によって異なります。

セブン銀行は、24時間利用可能で、他行への振込手数料は216円です。

ファミリーマート、ポプラ、デイリーヤマザキのATM(イーネット)

ファミリーマート、ポプラ、デイリーヤマザキにはイーネットのATMが設置されています。提携の金融機関は106社です。イーネットのATMで、ゆうちょ銀行からは送金(振込)はできませんが、ゆうちょATMが設置されている一部店舗では、ゆうちょ銀行からの送金が可能です。

ゆうちょATMでは、23:55~翌0:05以外の時間で利用可能となっており、振込手数料は、5万円未満216円、5万円以上432円です。

ローソン(ローソン銀行)

ローソンには、ローソン銀行ATMが設置されています。システムメンテナンスのため、午前3時~4時の間で15分程度利用できない時間帯があります。振込ができる提携金融機関は37社です。

他のコンビニ同様、振込の際はATMの利用手数料+各金融機関が定めた振込手数料がかかります。

その他、金融機関独自の手数料無料サービスがあり、金融機関によってはコンビニATMの利用手数料が無料になることもあります。

楽天銀行宛の振込を現金でしたい場合の方法

「家族名義の支払いを銀行振込するよう頼まれた」「未成年だから、銀行キャッシュカードを持っていない」など、どうしても現金振込をしたい場合は、銀行ATMを利用することになります。

ただし、銀行ATMの中でもゆうちょ銀行は、口座がないと他行へ送金(振込)ができないので、注意が必要です。また、イオン銀行も基本的には現金振込ができず、現金振込に対応しているのは一部のATMのみです。

コンビニATMも万能ではないので注意

コンビニは24時間営業だから、ATMもいつでも使えると思ってしまいますが、ATM自体が利用できない時間帯や、各金融機関の利用できる時間帯も決まっています。また、コンビ二ATMから振込をする場合は、お持ちのキャッシュカードで振込ができるか事前チェックが必要です。

支店や窓口のないネット銀行が増えてきて、キャッシュレス化も進み、お金の流れは見えにくくなっていますね。支払い方法も多様化しているので、ATMで振込をする機会は減っているのではないでしょうか。いざ、銀行振込をする時に困らないためのやり方、ぜひ参考になさってくださいね。

*掲載情報は、執筆時点での情報となります。
*振込手数料は、個人口座(法人口座ではない)からの振込手数料で掲載しています。

文・冨士野喜子(ふじのFP事務所所属)/fuelle

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