引き続き決算月ということでの持ち高調整の売り買いが中心となっているものと思われます。米国市場も目先的な個別の材料には反応するものの、市場全体としては方向感に乏しく、日本市場も飛び石連休を控えているということでの持ち高調整の売り買いだけの動きということで冴えない展開が続きそうです。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
25日移動平均線にサポートされた形です。連日の「トンボ」という足でここから25日移動平均線を下回るような展開となると「首吊り足」となる可能性もありそうです。
☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆
江戸時代の米相場は米価の伝達という面でも注目すべきものがあります。「米飛脚」というような特別な飛脚がいたとか、「手旗信号」や「のろし」で米価を伝えていたとか言われていますが、大阪の堂島米市場の価格を酒田の市場でいち早く知ることがあれば、メリットも大きかったのだと思います。
今の相場で言えば「HFT(超高速売買)」というようなものかもしれませんが、ただ、早く知ったからといって、うまく使いこなせないと利益には結びつかないのだと思います。そうした「スピード」を競うのもいいのでしょうが、特に米相場ではいち早く知った価格をどのように分析するかが大切なのだと思います。(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介