最近はスマートフォンアプリやWeb経由でお得なクーポンを手軽に入手できるようになりました。ただ、多くの飲食系企業がクーポンを発行しているため使い方もさまざまで、利用する時にとまどうこともあるかもしれません。飲食店やコンビニの店舗・レジでの基本的なクーポンの使い方や注意点を紹介します。

クーポン入手はスマホから

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(画像=sakhorn/Shutterstock.com)

クーポンの使い方を知る前に、まずはクーポンを受け取るための方法を知っておきましょう。Web経由と公式アプリのダウンロードとの2種類で、基本的にはスマートフォンを対象にしたサービスと考えてください。

Web経由でクーポンを入手するには、クーポン配信サイトを利用します。一般的にはメールアドレスの入力だけで完了するので、アプリのダウンロードや起動が面倒な人にはおすすめです。配信サイトから届いたメールマガジンに記載されているURLをクリックし、クーポンを入手します。

アプリを利用するのであれば、スマートフォンに各社の無料公式アプリをダウンロードします。個人情報の入力や会員登録が不要なアプリと必要なアプリがあり、例えばマクドナルドアプリは入力や登録をしていないとクーポンが使えません。

ファーストフードやファミレスはスマホ画面の提示が基本

Webやアプリで取得したクーポンをファーストフードやファミレス店舗で使うには、レジや注文する時にスマートフォンのクーポンを提示するのが基本です。おおむね次のような流れとなります。

一般的にはアプリを起動すると、現在利用できる最新のクーポンが表示されます。クーポン画面で使いたいクーポンをタップし、確認画面が表示されたら確定をタップします。表示された商品画面やクーポン番号を店舗スタッフに提示すれば、クーポンの価格で注文ができます。

ファミレスは会計が後払いになるので、席で注文した際にクーポンを見せるのが一般的です。会計の際にはすでにクーポン価格が適用されているため、そのまま支払えば問題ありません。

ドライブスルーや電話注文では、注文時にクーポン番号を口頭で伝えたうえでクーポン画面を提示します。また丸亀製麺のように、店舗レジに設置したQRコードリーダーに自分でクーポン画面をかざすという手法のアプリもあります。

お得感が高いコンビニアプリでもクーポンを獲得しよう

コンビニもアプリを使ってクーポンを発行しています。アプリをダウンロードしクーポンをもらうには基本的にID登録が必要で、メールアドレスや生年月日などの情報を入力してIDを取得します。

セブンイレブンの場合

セブンイレブンアプリの場合、新情報が届いた時はアプリ画面の左上に赤い丸印が付き、クーポン画面から利用可能なクーポンを開くことができます。クーポンの対象商品や有効期限、使用条件を確認し、精算時にレジでクーポン画面をスタッフに提示してください。会計後にクーポンを見せても使えませんが、期限内であれば次回に利用できます。

また、アプリでは、おにぎりやお弁当、パン、麺類などの商品カテゴリー別に購入個数などに合わせて「バッチ」と呼ばれるマイルのようなポイントを付与しています。「バッジ」を集めランクアップすることで、お得なクーポンやnanacoポイントがもらえます。

ローソンの場合

ローソンアプリをレジで提示して使うクーポンは「レジ直クーポン」と呼ばれ、「通常クーポン」と「お試し引換券」の2種類があります。「通常クーポン」は店内でクーポン対象商品があることを確認してそのクーポンを表示し、商品を持ってレジに行きバーコードを見せて支払うシンプルな手法です。

「お試し引換券」は、クーポン対象商品をローソンで貯めたPontaポイントやdポイントと引き替えられるサービスです。アプリで商品を選び予約したうえレジで使える引換券を発行し、30分以内に店内の対象商品を持ってレジでバーコードを提示します。

「お試し引換券」はアプリだけでなく、Pontaカードなどの会員カードを使って店内機器「ロッピー」からも入手可能です。画面から希望する「お試し引換券」をタッチし確認すると発券されるので、商品と一緒にレジで提示して使います。

ステージアップすると特別クーポンがもらえるアプリも

アプリの中には、商品の購入金額や来店回数によってマイルやコインが貯まりスペシャルクーポンとして利用できるサービスもあります。

ケンタッキーフライドチキンは、「チキンマイル」というマイルが貯まる「KFCマイレージプログラム」を手がけています。貯めたマイルの保有数によってステージがアップし、上がれば上がるほどお得感が高いクーポンがもらえます。

クリスピー・クリーム・ドーナツも獲得したポイント数によって毎月1日に会員ランクが確定し、スペシャルクーポンがもらえます。ランクアップするごとにポイント還元率も上がり、特別なクーポンが獲得できる仕組みです。

メールで届く携帯キャリアのクーポンは手軽に利用できる

ソフトバンクやau、docomoなどの携帯電話キャリア会社も、契約者に向けて定期的にクーポンを配信しています。公式アプリをダウンロードする手法ではなく、メールで通知が届くので手軽に利用できます。ドーナツやチキン、ドリンクなどのクーポンを対象店舗のレジで提示するだけと簡単です。

ただ、場合によってはクーポンの入手に条件が設定されているので気をつけてください。有料サービスの契約者やポイントクラブ登録者、20代など対象が限定されたクーポンもあります。

まずはお気に入り店舗のアプリに絞って使いこなしてみよう

クーポンの使い方は企業や店舗によって違うので、ちょっと複雑で使いづらいと感じるかもしれません。慣れてしまえば簡単なので、まずはよく行くお気に入り店舗のアプリをダウンロードして使いこなせるようにしましょう。

スムーズに利用するにはクーポンの利用期限や条件を事前に確認したうえ、レジで戸惑わないように入店前にアプリを起動しておくと安心です。慣れてきたらアプリの数を増やし、お得なクーポンをどんどん利用してみてください。

文・渡辺友絵(ライター・編集者)/fuelle

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