人気ネット証券である楽天証券。実際にiDeCo(イデコ)を始めようと口座開設をしたが、どのような商品を選べばいいのかわからないという人は多いだろう。投資初心者が楽天証券でiDeCo(イデコ)商品を選ぶポイントには、どのようなものがあるのだろうか。
楽天証券でiDeCo(イデコ)を始める3つのメリット
楽天証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリットは、以下のとおりだ。
メリット1 運営管理手数料が無料
iDeCo(イデコ)は、金融機関によっては運営管理手数料が毎月発生するが、楽天証券では運営管理手数料が特別な条件なしで誰でも無料である。
メリット2 豊富な商品ラインナップ
楽天証券には、iDeCo(イデコ)に対応した豊富な商品ラインナップがある。楽天証券で取り扱っているiDeCo(イデコ)対応商品は元本変動型が31本、元本確保型が1本で合計32本(2019年4月現在)だ。
また分散投資ができるように、国内株式、国内債券、国内REIT、海外株式、海外債券、海外REIT、コモディティ、バランス型などの商品がある。
メリット3 低コストで運用できる投資信託が多い
楽天証券のiDeCo(イデコ)には低コストで運用できるものが多くあり、中にはファンドの管理費用が年間0.1%台の投資信託もある。
楽天でiDeCo(イデコ)対応商品を選ぶ5つのポイント
楽天証券でiDeCo(イデコ)商品を選ぶ際の5つのポイントを紹介しよう。
ポイント1 運用コストが低い商品を選ぶ
iDeCo(イデコ)は老後資金を作るための個人年金制度でもあるので、長期間の運用が前提となっている。そのため、iDeCo(イデコ)対応商品の日々の運用コストを長期間支払うことになる。
場合によっては数十年に渡って支払うため、運用コストは安いに越したことはない。楽天証券のiDeCo(イデコ)対応商品は低コストのものが多いが、しっかりチェックしておきたい。
ポイント2 資産配分に気を付ける
投資の基本は、分散投資と言われている。楽天証券のiDeCo(イデコ)対応商品を選ぶ際も、投資対象が偏らないようにすることが大切だ。
ポイント3 資産を減らしたくないなら元本確保型
iDeCo(イデコ)で元本変動型の投資信託を選んだ場合、これまで積み立てた元本を割り込んで損失が発生する可能性がある。どうしても資産を減らしたくない場合は、元本確保型の商品を選ぼう。
ただし、元本確保型では期待できる利益が少ないため、各種手数料などを考えると実質元本割れとなってしまう可能性もあるので慎重に選びたい。
ポイント4 投資初心者はバランス型
バランス型は国内外の株式や債券など幅広い分野に投資しており、経済状況によってプロのファンドマネージャーが投資対象の入れ替えを行うため、投資初心者に向いている商品と言えるだろう。
ポイント5 過去の運用実績も要チェック
楽天証券で投資したいiDeCo(イデコ)商品が見つかった場合は、過去の運用実績を確認し、中長期での成績が良いかどうかもチェックしたうえで購入するようにしよう。
初心者向けの楽天証券のiDeCo(イデコ)投資信託商品5選
楽天証券にはiDeCo(イデコ)対応の金融商品が32本あるが、初心者向けの楽天証券のiDeCo(イデコ)対応投資信託5本を紹介しよう。
バランス型「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
世界30ヵ国以上の株式、10ヵ国以上の債券に投資するもので、自力で分散投資することが難しい投資初心者にはありがたいバランス型の投資信託だ。バランス型はファンド管理費用が高い場合があるが、0.62%(税込)と低コストであることも魅力だ。
国内株式インデックス型「たわらノーロード日経225」
日経平均株価に連動した投資成果を目指すインデックス型投資信託。ファンドの管理費用が0.1836%とかなりの低コストであることが特徴だ。
国内債券「たわらノーロード国内債券」
国内発行の公募利付債券流通市場全体の動向を示す、NOMURA-BPIに連動した投資成果を目指す投資信託。中長期の資産運用に向いており、ファンドの管理費用も0.1512%と低コストである。
海外債券「たわらノーロード先進国債券」
日本を除く先進国の国債を対象としたグローバル債券の代表的な指数である、シティ世界国債インデックスに連動した投資成果を目指す投資信託で、0.1836%(税込)と低コストで運用することができる。
国内外の株式「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」
先進国や新興国の約7,400銘柄で構成されるインデックスに連動する投資成果を目指している投資信託で、全世界の株式に分散投資ができる。ファンド管理料は0.2296%(税込)だ。
楽天証券では投資初心者でもiDeCo(イデコ)が運用しやすい
投資初心者でも扱いやすいように、楽天証券では低コストの投資信託を数多く取り扱っている。iDeCo(イデコ)に興味がある人は、楽天証券のiDeCo(イデコ)を検討してみてはいかがだろうか。
文・右田創一朗(元証券マンのフリーライター)/MONEY TIMES
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