老後の生活資金を築く方法として、不動産投資を検討する人は少なくありません。しかし、興味があっても具体的な始め方が分からないなど理由から、最初の一歩を踏み出せないというケースも多いでしょう。老後に備えた不動産投資を始めるうえで、押さえておきたいメリットとデメリットについて確認しておきましょう。

サラリーマンや公務員にも人気の不動産投資

不動産投資
(画像=PIXTA)

不動産投資というと、富裕層がするものというイメージがあるかもしれません。しかし最近では、サラリーマンや公務員という本業を持ちながら不動産投資をしている人が多くいます。

不動産投資は株やFXと比べると、リスクを抑えて取り組める“堅実な”投資方法と言えます。株やFXには短期間で莫大な利益を狙えるという魅力がありますが、一方で一瞬にして大損をしてしまうリスクも秘めています。不動産投資では、そのような事態は考えにくいでしょう。年月が経てば劣化しますが、一定の資産価値は残ります。また、定期的に家賃収入が入ってくるため、コツコツと堅実に収入を増やしたい人に向いています。

株やFXで利益を上げるには、最新情報を入手したり、常に相場をチェックしたりしなければなりません。それに対して、不動産投資では最初の物件選びにある程度時間と手間がかかりますが、その後は管理会社に管理を委託すれば、オーナーには手間がほとんどかかりません。

サラリーマンや公務員として勤めていれば、投資に時間を割くことはなかなか難しいでしょう。不動産投資は、管理などは業者に任せられますから、本業に注力したいサラリーマンでも取り組みやすいのです。

不動産投資で老後の不安を軽減する

不動産投資のメリットの1つに、老後の生活費をまかなえることがあります。不動産は、一般的に金融機関から融資を受けて購入します。現役時代に不動産投資を始めて、家賃収入でローンを完済してしまえば、老後はローンのない不動産のオーナーになっているので、家賃収入をそのまま手元に残せます。

実際、老後の生活費はどれくらいかかるのでしょうか。2017年の総務省の家計調査報告によると、高齢夫婦が受け取る年金額と実際の1ヵ月の生活費との間には、5万4,519円の差(不足)があります。

この金額は年間で約65万円、20年間で約1,300万円になります。これに加えて、自動車や家電の買い替え、医療費や介護費用、自宅の修繕費などがかかります。年金だけでは、安心して老後の生活を送ることができません。

このような不安を軽減する方法として、不動産投資は有効です。1件目の不動産投資でコツをつかみ、所有物件を増やしていく人もいます。複数の不動産を所有して、効果的に売却・購入を繰り返すことで返済を早期に終え、老後に備えるのです。

リスクを避けて不動産投資で成功するには

メリットの多い不動産投資ですが、当然デメリット・リスクもあります。主なリスクには、空室リスク・賃料変動リスク・修繕リスクがあります。

空室になれば家賃収入は途絶えますし、賃料を下げなければならなくなれば収入は減りますが、ローン返済額は変わりません。経年劣化や災害、事故などで修繕することになれば、費用がかかります。

しかし、これらのリスクは、信頼できる不動産会社を見つけることで軽減することができます。不動産投資は投資の一種なので、ある程度のリスクは存在しますが、入居者獲得や管理費・修繕費の削減、支払い対策などをしっかりと行うことで、リスクはある程度軽減できます。

信頼できる不動産会社を見極めるには、管理物件を実際に見せてもらったり、管理物件の入居率を尋ねたりするのも効果的です。管理が行き届いていれば、それだけ入居率も上がり、資産価値も落ちにくくなります。また、担当者が熱心で、投資家の立場に立ったアドバイスをしてくれるかどうかもチェックするようにしましょう。

老後の生活資金をつくるために不動産投資を考えているなら、まずは信頼できる不動産会社を探しましょう。その出会いこそが、望む老後の暮らしを手に入れるための第一歩と言えるでしょう。

(提供:ヴェリタス・インベストメント

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