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高まる家賃滞納への不安

東京オリンピックも決まり、都内の不動産市場は、昨年よりもかなり値段が上昇傾向にあります。これらは、景気対策などに影響を受けた富裕層が都内の不動産投資に乗り出した事によるものと思われますが、それとは対照的に、賃貸の家賃相場には全くと言って良い程影響が出ていません。賃貸を利用する20代〜30代の一人暮らし世代の収入には、未だに目立った影響は出ておらず、依然として低所得者層は苦労している状況です。そんな中、一向に減る気配を見せないのが「家賃滞納トラブル」です。

かつては、終身雇用により、一人のサラリーマンの年収が一生を通して安定していたため、家賃滞納を引き起こす事はあまり無かったのですが、最近では転職を繰り返す事が当たり前になり、その都度収入が途絶える事が増え、自ずと家賃滞納を誘発する原因となっています。

そこで今注目されているのが、滞納家賃を保証してくれる「家賃滞納保証会社」です。まず気をつけなければいけないのが「家賃保証会社」と「家賃滞納保証会社」の違いです。よく間違われて使われることもありますが、厳密に意味合いが異なってきます。「家賃保証会社」は、世間ではサブリース会社と呼ばれておる、入居者からの家賃滞納の有無や入居状況に係らず契約期間は一定額の支払いを保証している会社です。一方で「家賃滞納会社」は入居者の滞納した家賃をあくまで立替える会社であり、家主への家賃支払いを保証してくれるわけでありません。この違いを明確に区別をした上で、以下では「家賃滞納保証会社」が何をしてくれるのかを見ていきます。


家賃滞納保証会社は何をしてくれる?

家賃滞納保証会社とは、実際に何をしてくれるのでしょうか。

①滞納家賃を立替えてくれる
これが一番のポイントです。例えば、家賃滞納が発生した場合、通常ですと本人に電話で督促をしたり、連帯保証人に連絡を取って立替えをお願いします。ですが、実際はすぐに支払われない事も多く、またこれら督促をする事自体、非常に骨の折れる作業であり、人によっては精神的苦痛も伴います。

では、保証会社に加入している人が滞納するとどうでしょう。家主がやる事は一つだけ、家賃滞納保証会社に滞納した旨を伝えるだけ、これだけです。伝えると家賃滞納保証会社に債権が移転し、そこからの督促は家賃滞納保証会社がすべて行なってくれます。家賃はというと、保証会社にもよりますが、だいたい当月末に立替えられて入金されます。もちろん本人が入金してきたかどうかに関わらず、必ず入金されるため、家主は何も心配する事無く、ただ待つだけで良いのです。

②家賃督促をしてくれる
家賃自体は保証されますから、督促自体は家主にとって直接影響はありませんが、物件現地に赴いて使用状況を確認したり、場合によっては勤務先に連絡を取る等、積極的に督促業務を行なってくれます。

え!そうだったの!家賃滞納保証会社のしてくれないこと

滞納家賃を保証してくれる便利な保証会社ですが、もちろんすべてやってくれる訳ではなく、一定の部分は家主自身がリスク管理をしなければなりません。