1.デザイナーズ住宅でやってはいけないこと

デザイナーズ住宅
(画像=ESB Professional/Shutterstock.com)

敷居が高いと言われる注文建築ですが、苦労して土地を見つけ、やっとのことで完成したにも関わらず「家のリセールバリューが実は低かった」なんてことになってしまったらは非常に残念です。そこで、今回は注文住宅でやってはいけないことをいくつかまとめてみましたので、ご紹介したいと思います。

2.使いやすさを無視してカッコ良さにこだわる。

注文住宅のデザインや設備は、カッコ良さを優先してしまう傾向にあります。しかし、そこに落とし穴があります。カッコ良さは主観的なものなので検討する際の重要なポイントであることに変わりはないですが、最も重要なのは「見せるところ」「使いやすさを重視するところ」にメリハリをつけることです。

例えばお風呂。お風呂にこだわってデザインする方は多いのですが、実は失敗例もよく聞きます。そのお風呂の失敗例を一つご紹介します。「テンパーライトのガラス戸」「中庭を望む大きな窓」「鋳物の浴槽」「全面タイル貼り」「輸入物の水栓金具」など色々とこだわりました。しかし、とにかく寒いし使いづらい。この事例で言えることは、お風呂は保温された空間を作ることを優先すべきということです。ついカッコ良さを求めすぎてしまいそうですが、使い勝手を考えた上でデザインは考えるべきですね。

3.デザイナーの言いなりにならない。

デザイナーがやりたいことを押し付けてくるとか、お客様の意見を聞いてくれないとか、そういった話やトラブルをよく耳にします。注文住宅やデザインに対して知識や経験を持っているデザイナーは強い味方になる一方で、個性やこだわりが強い側面があり、デザイナーの意見を鵜呑みにしたり最後に根負けしてしまい、完成した後になってやっぱりこうしておけば良かった...なんて言うことも多いようです。デザイナーとの付き合い方ひとつで住宅のデザインや資産価値が大きく変わってきます。

4.こだわり過ぎない。

以前にこのようなお客様がいらっしゃいました。「リビングダイニングは全て吹き抜けの大空間を作りたい。」私たちは、リビングは吹き抜けに、ダイニングスペースは吹き抜けにせず、そのスペースに一部屋作ることを提案しました。それは、将来のリセールバリューを意識してのアドバイスで、結果的にその部屋は奥様の趣味の部屋として使うことができて良かったと喜ばれています。住宅を建てる際にこだわりは勿論あると思いますが、こだわり過ぎは資産価値を下げかねないので、後々後悔しないように客観的意見も取り入れると良いと思います。(提供:sumuzu

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