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不動産投資で成功するためには「買い時」が重要になります。物件をいつ買うかによって、利回りや後々の収支が違ってくるからです。投資物件は安く買えるに越したことはないのですが、安ければ必ずしも買い時とはいえないようです。物件の価格以外にも様々な条件がそろったときがベストな購入時期になります。今回は、投資用物件の最適な買い時の条件について考えてみました。


不動産の購入タイミングで収益が大きく左右される

不動産投資で収益を得るためには、まず、立地や利回りなど条件の良い物件を手に入れることから始まります。しかしながら、実は物件をいつ買うのかといった購入のタイミングも重要なのです。「不動産は縁のもの」とよくいわれます。これは、マイホームのみならず、投資用や事業用物件でも同じこと。特に投資の場合は、良い物件にめぐり会ったと思っても、将来にわたり収支が合うかどうかは「買い時」によって左右されることも多いのです。物件をうまく運用し好収益を得ていくためには、自分にとってベストなタイミングで物件を購入することが大切です。


「安く買って高く売る」のが基本

投資である限りどんな投資商品でも「安く買って高く売る」のが基本です。これは不動産も同様ですが、では、不動産物件はいつ安く、いつ高くなるのでしょう?

不動産市場には波があり一般に不景気のときには物件の相場は安く、好景気では高くなります。最も安くなったときの相場を底値、最も高いときをピークと呼びます。また、融資の金利は不景気のときは低く、好景気のときは高くなる傾向があります。そして、新築の住宅供給は不景気のときは少なく好景気のときは多くなりがちです。


物件購入の2つのタイミング

不動産には大きく分けて2つの買い時(タイミング)があります。

まず、1つ目は上述したような景気や金利、物件の供給戸数といった経済動向や社会的要因によるいわば社会的なタイミングです。客観的なタイミングともいえます。

もう1つのタイミングですが、買主の資産状況やライフスタイルによる個人的なもの。物件を購入しようとしたとき、購入にあてられる資金がどれくらいあるのか、本業の業績は順調か、また自分で物件を管理していく時間の余裕はあるのかといったことです。こちらは主観的なタイミングといえますね。

不動産投資で成功するには、物件の取得にあたってこの2つのタイミングのバランスが重要となってくるのです。