車体価格1000円も! クルマの値段はどこまで下がる?

カーインベストメント
(画像=KULLAPONG PARCHERAT/shutterstock.com,ZUU online)

インターネットの大手中古車情報サイトで「車体価格1000円」でスクリーニングすると、93台がヒットした。ほとんどが国産の軽自動車だが、どれもが新車価格では100万円以上はしたはず。もちろん、ヒットした93台のほとんどが諸経費などを含めた「乗り出し価格」では10万円以上の値つけがされていたが、クルマの車体価格はいったいどこまで値下がりするのだろうか。なかには「売りに出したが評価額はゼロで、引き取りに数万円かかる」と言われたケースも報告されている。特に新車価格で数百万円から1000万円程度の輸入車オーナーにとっては気になるところだ。

紹介制の完全予約型商談で高級外車を中心販売しているREGAL MOTORSの清水隆也さんは言う。

「クルマには底値というものがあります。新車登録をされてから最初の2年くらいでまずはガクンと大きく値段が落ちます。その後3年くらいかけ、新車登録から5年も経過すると値段がだいぶこなれてきます。そこから10年、15年と経過し、最終的には大半のクルマが数万~10万円、20万円という金額で取引されるようになります。もうこれ以上落ちないという金額を『底値』と呼んでいます。しかし、底値は車種によってもだいぶ異なります。メルセデス・ベンツやBMWなど、ドイツ車の一般的なモデルは最終的にはだいたい車体価格10万円や20万円という金額で売りに出されます」

具体的な例を紹介しよう。

BMWのE46(1998~2005年製造)の3シリーズの場合、一般的なセダンは底値が10万~20万円程となってくる。カブリオレになれば30万~50万円程が底値。それがM3になると、120万~150万円くらいになるという。

ちなみに、MモデルはBMW本社とは別の「BMW M」社が作り上げる高性能スポーツモデル。1972年BMWのレーシング担当部門を母体に設立された、BMWモータースポーツ社がその源流だ。メルセデス・ベンツであれば、「AMG」などがこのモデルに匹敵する。

いったん底値をつけた後、値段が上昇したクルマも!