あなたは投資家についてどのくらいの知識を有しているだろうか?Twitterやネット検索をすると投資家を名乗っている人はいるが実際に何をやっているのかまでは分からないといった方が多いのではないだろうか。

賃金が上昇しない現代では「投資家になりたい」という方が増えてきているが「そもそも投資家ってどんなもの?」といった部分が分からなければ話にならない。今回は投資家の基礎から投資の種類について解説する。

投資家とは

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(画像=ktasimar / Shutterstock.com)

まず投資家の定義から考えてみよう。投資家とは自分の何か資産を投げることで利益を上げる人物だ。「投資」というと資金を投げて利益を回収するイメージがあると考えられるが「投資」の意味は幅広く、例えば自分の時間を投資してスキルを得るだったり、後輩を次期後継者へと育てるために人に投資をするといった「投資」もある。

今回紹介するのは資産を投げることでの投資家を紹介するが、本来投資家とは広い意味合いをもつのだ。

個人投資家と機関投資家の2種類

投資家には個人投資家と機関投資家の2種類があり、個人投資家はその名の通り個人の投資家、機関投資家は銀行や証券会社といった企業や団体が投資を行う。個人と機関なので区分のみが違うと感じられるがこの2種類には大きな差があるので投資家を目指すのであれば知っておこう。

個人投資家

個人投資家は個人が自分の資産を投じて自分の資産を増やすことをいい、日本では株式投資を行っている人が1500万人ほどいる。個人投資家は上述したように自分の利益最大化が目的であるため、機関投資家と異なり自分が損失を出すと分かった場合は、簡単に損切を行うことができる。

個人投資家は機関投資家ほど資金がないので機関投資家がとったポジションにのっかって利益を得ていくのがポイントだ。

機関投資家

機関投資家は銀行や証券会社、投資顧問会社、生命保険会社といった企業が投資を行う。また知らない人も多いかもしれないが積立年金を取り扱っているGPIFも機関投資家の1つだ。では機関投資家は個人投資家と何が違うのかというと機関投資家は扱っている金額の量が違うため簡単にポジションを解消してしまうとその金融商品の価格を大きく値下げてしまうのだ。

最近では日本銀行やGPIFが日本のETFを大量に購入しているために価格は上昇している。しかし機関投資家が大量に売却してしまうと日経平均が大幅に下落してしまう日本企業の損失につながってしまう。このようなことから機関投資家は個人投資家ほど自由に売買を行えないのが特徴だ。

専業投資家と兼業投資家

専業投資家と兼業投資家は投資家としてのスタンスの違いを表している。どの様な部分で違うのかそれぞれみていこう。

専業投資家

専業投資家は投資行為で生計を立て、投資のみを行っている人だ。労働収入や事業収入がない分、資金が少ないと安定した収益を生むことが難しいため莫大な資産をもっている人に多い。

兼業投資家

兼業投資家は投資と他の収益を持っている人を指す。専業投資家は投資のみを行うことからリスクが高いのだが、兼業投資家は分散できるためリスクヘッジが効く。従って専業投資家よりも兼業投資家の人が全体の割合としては多い。

エンジェル投資家とは

本来投資家は自分の資産を投じて利益を上げることが目的だが、エンジェル投資家は見返りを求めずに出資をしてくれたり少ないリターンでの出資を行ってくれたりする人のことを指す。ベンチャー企業を創業する際に、その手助けを行なってくれるのがエンジェル投資家だ。

投資の種類

投資家の種類を理解したところで、今度は投資の種類に一体どのようなものがあるのか見ていく。金融商品の投資と一口にいっても種類が多いためそれぞれ特徴をおさえよう。

株式投資

株式投資は投資の中でも一番オーソドックスな投資方法だ。投資をよく知らない人でも株式投資を聞いたことはあるという人もいるはずだ。株式投資は企業の株を購入することであり、インカムゲインとキャピタルゲインという方式で利益取得が可能だ。

インカムゲインとは株を保有していることで企業の利益から配当を得ることで、キャピタルゲインは株式を安いときに購入して高いときに売却することで差額を利益として受け取ることだ。不労所得を得たい人はインカムゲイン、トレードをすることで大きく利益を上げたい人はキャピタルゲインを狙ってみよう。

個人向け国債

個人国債はその名の通り個人向けに販売を行っている国債のことだ。国債は日本の借金のようなもので、日本にお金を貸し付けることで利子収入を得ることが可能だ。こちらも株式投資と同じようにインカムゲインの他にキャピタルゲインもあるのだが、株式よりも値動きは小さい。

投資信託

投資信託は前述の株式や国債といった金融商品の他にも金や不動産といった金融商品がひとまとめになり、その全ての価格に応じた配当や差額収益を得る方法だ。投資信託の中には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」と呼ばれるものが存在しており「インデックスファンド」は手数料が安い代わりに広くリスクヘッジをしているため利益が小さい。一方「アクティブファンド」はファンドを取りしきっているマネージャーが銘柄を選択して利益を最大化するため手数料が高い。

ETF(上場投資信託)

ETFは上場している株式をひとまとめにした金融商品だ。概要は投資信託とほぼ同じなのだが、投資信託と違って国債や金、不動産といったものでポートフォリオを組んでいないのでリスクが高い。

不動産投資

不動産投資も株式投資と同じようにキャピタルゲインとインカムゲインがある金融商品だ。他の金融商品と異なるのは不動産は家賃収入がインカムゲインとなるので空室がなければ株式投資よりも低リスクで収益を上げることができる。

REIT(不動産投資信託)

REITはさまざまな不動産によるインカムゲインやキャピタルゲインを投資信託という形で金融商品にしたものだ。通常の不動産りもリスクヘッジしながら投資を行うことができる。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは年金型の金融商品となっており自身が出資した金額が全額控除になるのが特徴だ。節税をしながら投資できるのがメリットなのだが、60歳以降でないと利益を受け取れないのがデメリットだ。

仮想通貨

仮想通貨は通常のお金と違ってネット上で信用形成できる新しい通貨だ。投資よりも投機商品の側面が強く値動きが激しいのが特徴で、2017年には仮想通貨で多数の「億り人」を排出した。

FX(外国為替取引)

FXは2国間の通貨による価格差を利用した取引だ。FXでは買って売るという方法の他にも売って買い戻すという「空売り」ができるのも特徴の1つで、さらにレバレッジといわれる自分の資金以上の取引ができるハイリスクハイリターンな金融商品。

投資家は誰にでもなれる!自分に合う投資のがベスト

今回は投資家の基礎から投資の種類について解説してきた。投資家といえどもさまざまな種類があり、さらに投資の金融商品も複数の種類があることが分かっていただけただろうか。自分が合う投資家はどんな投資家なのか、自分にあった金融商品を選択して最適な投資活動を行っていこう。