3月決算企業の上期決算発表が先々週からスタートしています。先々週は始まったばかりということもあってまだ決算発表を行った企業は多くありませんでしたが、それも先週に入って一段と本格化し一気に企業数が増えました。そこで今回は先週末の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
TOPIX500採用の3月決算銘柄で先週末に決算発表を行った企業は31にのぼりましたが、折り返しの上期決算ということもあって16社が通期の利益見通しを修正しています。そのうち上方修正はTIS(3626)とアズビル(6845)の2社に止まりましたが、一方で帝人(3401)やコニカミノルタ(4902)、IHI(7013)、マツダ(7261)、住友商事(8053)など14社が利益の見通しを下方修正しています。
もう一つのヒント
●明日の決算発表スケジュールは
今週も多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか明日は旭化成(3407)やダイキン工業(6367)、SUBARU(7270)、ソフトバンクグループ(9984)などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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