先月下旬からスタートした3月決算企業の上期決算発表ですが、11月に入っても引き続き多くの企業が決算発表を行っています。こうしたなか先週末は決算発表ピークで500社を超える上場企業が決算を発表しました。そこで今回は8日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
TOPIX500採用の3月決算銘柄で8日に決算発表を行った企業は51社にのぼりましたが、折り返しの上期決算ということもあってそのうちの23社が通期の利益見通しを変更しています。例えば大成建設(1801)や大和ハウス工業(1925)など9社が通期の利益見通しを上方修正する一方で、JXTGホールディングス(5020)やいすゞ(7202)、ホンダ(7267)など14社が利益の見通しを下方修正しています。
もう一つのヒント
●明日の決算発表スケジュールは
来週は決算発表もいよいよ終盤です。こうしたなか明日は清水建設(1803)や鹿島建設(1812)、富士フイルムホールディングス(4901)、JFEホールディングス(5411)などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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