③海岸線沿いもチェック

海岸線沿いについては今後、積極的にマンション建設が予想されるエリアです。江東区は2020年のオリンピックに向けて急ピッチで開発が進められています。商業施設の建設についても続々計画されており、街全体が大幅に変わる可能性が高いエリアです。すでに判明している情報だけでも江東区を含む海岸線沿いには、約1万戸の新築が予定されています。地価についても高騰すること間違いなしとなっており、まさしく江東区は目玉エリアとなっています。

墨田区は江東区のすぐ隣であることから、墨田区についてもおすすめです。墨田区の方が街が閑静で新しいイメージが強いエリアです。

また、海岸線沿いでは、近い将来価格が高騰するであろう穴場エリアも出てくることでしょう。そうしたエリアの見極めは「機能性」にかかっています。街でどういった商業施設が建設される予定なのか、といった面に着目してエリアを選びたいところです。また、海岸線沿いについては地盤がゆるい地域もあるので、地盤についても確認しましょう。最近では地震のことも考慮し、プレートについても確認する人が増えています。


費用対効果でマンション有望エリアは決まる

ここではマンション有望エリアとして海岸線沿いにスポットをあて江東区、墨田区を中心とした紹介しました。江東区、墨田区ですが都心からもほどよく近く、またサラリーマン世帯がマンション購入を検討できるエリアとしても有力な場所です。新宿都営線の駅沿いとなっており、交通の便も大変良いのも特徴です。

特に江東区についてはベッドタウンのイメージから、大きく変わりつつあるエリアです。今後2020年のオリンピックに向けてマンション建設はさらに進むことが予想され、商業施設の建設計画も増えつつあります。「オリンピック」も大きな関連キーワードとなっています。商業施設が増えると仕事・教育・娯楽の面でも活用幅が広がり、街全体が活性化されイメージも異なってくることが予想されます。

江東区・墨田区は現在も価格が上がりつつありますが、これから6年以内にさらに高騰することが予想されるため、早めの住居購入が望ましいと言えます。

都内では通勤時間についても大きな課題となっており、その点も含めて有望エリアは決まってきます。それなりの価格で便利もよく、また街も活気があるといったエリアは今後の伸びも期待できます。

最終的には自分にとっての「優先順位」を確認することが大事です。通勤時間を優先するか?価格を優先するか?環境を優先するか?といったポイントを見極め、無理のない予算内でマンション購入を検討したいところです。費用対効果についても試算して、将来的に住みやすい環境をセレクトしたいところです。当然ながら若い頃と子育て時代、老後とライフスタイルは変化していきます。老後は収入が減るといった世帯が大半のため、そのときの生活スタイルも頭に入れてマンション購入を検討しましょう。

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