10月下旬からスタートした12月決算銘柄の第3四半期決算発表も先月中旬で終了となりましたが、それから半月以上が経過したこともあってアナリストによる業績や目標株価の見直しも一通り進んだと思われます。そこで今回は11月11日以降に決算を発表したTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に決算発表後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのがヤマハ発動機(7272)で、第三四半期の営業利益は13%以上の減益となりましたが収益改善に向け効率化や固定費削減を進めていることなどが評価されてか決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。また、THK(6481)と電通(4324)でも4社が目標株価を引き上げたほか、大塚ホールディングス(4578)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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