10月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算発表も先月中旬に終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は米中貿易摩擦の影響もあって純利益が前年同期比で14%の減益となったようです。そのため減益決算となった企業が目立ちましたが、その一方でこうした厳しい状況のなかでも最高益の更新が見込まれる銘柄もみられます。
そこで今回は最高益更新が期待される3月決算銘柄のなかから営業利益が10年以上前の最高益を更新しそうなものをピックアップしてみました。例えば高島(8007)では29年前の最高益を小幅に更新する見通しとなっているほか、キムラユニティー(9368)でも28年ぶりに最高益を更新する予想となっています。また、ナカバヤシ(7987)でも27年前の最高益を更新する見込みです。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・2020年の展望:金融緩和と不透明感払拭による“熟しきった果実”を享受
・2020年の株式相場 日経平均の予想値
・広木 隆に見えている今後の株式相場とは?
・FOMC、対中追加関税の行方などに注目
・重要イベント目白押し 中でも米中合意の有無が最大の焦点