看護師さんや薬剤師さんをはじめとした医療専門職の方はお仕事が忙しすぎて、
「遊ぶ暇がないからお金は勝手に貯まるけど、使い道がわからない!」
「貯金してはいるものの、貯まったお金をこの先どうしたらいいの?」
という方もおられるのではないでしょうか。
仕事を精一杯がんばって貯蓄や節約に励み自分なりに勉強して資産運用してきた医療専門職、特に30代・40代は、「貯める」だけでなく「使う」ことにも意識づけが必要です。なんとなく使ってしまった、気づいたら欲しいものに散財している……という方は要注意。
とはいえ、資産は貯めるだけ、眠らせているだけでも意味がありません。今回は医療専門職の方もきっと満足できる、「有意義なお金の使い方」を紹介します。
看護師など医療専門職にとっての「有意義なお金の使い方」とその理由
「自分にとって有意義なお金の使い方をしたい」
そう考える方は多いでしょう。では、「有意義な」お金の使い道とはなんでしょうか?
個々人でその価値観は異なりますが、特に医療専門職の方々に提案したいのは「健康」「心のリセット」「時間」「一流サービス」です。
「なぜ看護師は「健康」を意識しなくてはいけないの?」
「なぜ「心のリセット」をするの?リセットすることで医療専門職の業務にどんな良い影響があるの?」
「「時間」に具体的にどう投資するの?医療専門職が「時間」に投資するとどのようなメリットが生まれるの?」
「看護師がなぜ「一流のサービス」に投資する必要があるの?」
これらをふまえ、次の章では具体的に、4つの方法を見ていきましょう。
具体的な4つのお金の使い道
①「健康」に投資する
激務ゆえに体調を崩しやすい医療専門職、特に看護師は「健康」に意識して投資しましょう。
夜勤によるバイオリズムの崩れから起きる肌荒れ、患者さんのお世話やケアで起きやすい腰痛などのフィジカルな不調。そして医療専門職ならではの忙しさや人間関係から起きるメンタルの不調。特に看護師さんにとって、仕事には体調を崩す数多くの要因があることでしょう。それでも看護が好き、患者さんの笑顔を見るのが好き、という気持ちでお仕事をしている人も多いのではないでしょうか。しかし自分自身が健康でなければ、患者さんやそのご家族に、十分なサービスを提供することは難しくなります。
まず考えたいのは「食事」。こだわりの調味料を取り寄せたり、有機野菜を購入したり、直産地で肉を選んだり、「食」に少しだけこだわってみましょう。おいしいものを食べることで幸せな気分になることはもちろん、良質な素材を使うことで食が充実すると、身体の調子を内側から整えられます。
そして、「運動」。空き時間にスポーツジムに通ったりヨガを始めたりするのも健康増進につながります。身体を動かして汗を流すのは睡眠の質を上げる効果もあります。
また、医療的な知識や技術は豊富でも、「紺屋の白袴」とばかりに自分のチェックは後回しになっていませんか?プロとして患者さんのお手本になるよう、しっかり健康診断やがん検診等は受診しましょう。
②「心のリセット」に投資する
医療専門職は身体の健康だけでなく、心の健康を保つこと=「心のリセット」をすることも重要です。それもまた患者さんへの良質なサービスにつながり、自分自身の仕事への取り組み方にもよい影響を与えます。「何となく、疲れが抜けない……」「仕事へのモチベーションが上がらない」そんな人は、実はフィジカル面ではなくメンタル面が疲れているのかもしれません。自分が心地よいと思えるものに思い切ってお金を使って気分転換しましょう。
例えば、旅行。旅先での新鮮な経験は、心地いい刺激となって脳や心をよみがえらせてくれます。責任ある仕事をしているとつい自分に厳しくなりがちですが、狭い職場ではなく広い空や海を眺め、土地の人と触れ合って未知の体験をし、見聞を深め、その土地ならではの美味しいものを食べる……全てが自分へのご褒美になります。旅先ではスケジュールなど気にせず気持ちの赴くままに過ごしましょう。
「心のリセット」を完了して仕事場に戻ってきたら、リセット前より素敵な笑顔で患者さんと向き合えるのではないでしょうか。
③「時間」に投資する
医療専門職が「時間」に投資することで、プライベートの時間を充実させられ、仕事とのメリハリがつけられるというメリットがあります。また、「時間」のゆとりは①や②と同様、「心」のゆとりも生み出します。
具体的な「時間」への投資方法として、時短家電の購入や家事代行サービスの活用があります。忙しいとどうしても家事をする気になれず、部屋が散らかりがち。そうするとさらに気が滅入り、いつしか仕事の能率が下がる……という悪循環。そんなときに家事代行サービスを活用すれば、プロの技で部屋を片付けて細かいところまで清掃してくれるので、スッキリした気持ちで新しい日々を送れるでしょう。仕事へのやる気もさらにアップするかもしれませんね。
④「一流サービス」に投資する
日頃体験することのない一流サービスを受けるのも、得難い体験ができる有意義なお金の使い道の一つです。そして何より、医療専門職も高度なサービスを提供する職業です。一流サービスを自ら受けることで「一流のサービスとは何か」を学び、日々の仕事、患者さんへのサービスに生かすことができるでしょう。
例えば一流レストランでの食事や一流ホテルでの宿泊は、プロの「おもてなし」を受けることで、自分の知らない上質な価値観に触れられ知識も内面も磨かれます。さらに非日常な体験は心身を癒してくれるだけでなく、そのサービスからホスピタリティ精神を学ぶこともできます。真の一流サービスは、サービスを受ける人に感動を与えるものです。自分が感動した体験は、自分自身の仕事のあり方を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
自分なりのお金との付き合い方を見つけよう
お金は、金額が多いか少ないかより、費用対効果を意識することが大切です。高くても得られるリターンが大きいのなら迷わずお金を使い、例え安くても自分にとってプラスにならないお金の使い方はしない。そういう意識が、お金を使う人を輝かせます。
高度な技術とサービスを提供する医療専門職だからこそ、なんとなく無駄な贅沢をするのではなく、自分に必要だと思えるところに大きく投資することを心がけてみましょう。(提供:Medi Life)
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