先々月からスタートし先月中旬に終了した3月決算銘柄の第3四半期決算と並行して行われていた12月決算銘柄の本決算発表も先月中旬に終わりとなりました。そしてその本決算発表と同時に発表された今期の見通しでは増益を予想する企業も多くみられ、そのなかには最高益更新が見込まれるものもあります。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか先月27日の投資のヒントでは前期の最高益を二桁の増益で更新しそうな銘柄を取り上げましたが、今回は一桁の増益ながら前期の最高益を更新しそうな12月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば資生堂(4911)では8月上旬をめどに新型肺炎による業績への影響を精査し改めて予想数値を公表するとしているものの今のところ3%近い営業増益で前期の最高益を更新する見通しとなっています。

一桁増益ながら前期の最高益を更新しそうな12月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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