市場の過熱感(強気、弱気)を判断する際に用いられるテクニカル指標の一種である。5日レシオと25日レシオがある。25日レシオは、中期的な投資タイミングを判断するのに使われる指標になる。騰落レシオの計算式は、騰落レシオ(%)=値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数であり、ある一定期間の値上がり銘柄数の合計を値下がり銘柄数の合計で割ることによって求められる。位は%で、100%が中立の状態であるといえます。
この数値が120%を超えると買われすぎ、70%を割ると売られすぎと判断される。一般的には、120%を上回ったら市場全体が天井圏にあるといわれ、“売りのタイミングである”、逆に70%を下回ると市場全体が底値圏にあるといわれ、“買いのタイミングである”と判断することができる。しかし、数値が100%前後を変動するだけで、明確な売買タイミングを捉えられなかったり、この指標が上昇しているからといって注目している銘柄の株価が上昇局面になかったりと注意しなければならない。