小売企業を中心とした2月決算企業の本決算発表が先月下旬からスタートしています。それも今月に入って本格化し先週も多くの企業が決算を発表しました。特に先週末は1日で30社の企業が決算を発表しています。そこで今回は先週末の2月決算企業の決算発表をまとめてみました。

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そのなかで決算発表を受けて株価が大きく上昇したのがイオン(8267)で、大幅減益の業績予想を発表したものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で業績予想を未定とする企業も多いなかで見通しを示したことが好感され決算発表翌日の株価は3%上昇しました。一方でオンワードホールディングス(8016)は前期の決算が営業赤字となったうえ、2021年2月期に国内外で700店規模を閉店すると伝わったことで急落し決算発表翌日の株価は10%を超える下落となりました。

2月決算銘柄の本決算発表集計(4月10日発表分) 2月決算銘柄の本決算発表集計(4月10日発表分)
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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