小売企業を中心とした2月決算企業の本決算発表が先月下旬からスタートしています。それも今月に入って本格化し先週も多くの企業が決算を発表しました。特に先週末は1日で30社の企業が決算を発表しましたが、今週も多くの企業が決算を発表し14日は先週末を上回る数の企業が決算を発表しました。
そこで今回は14日の2月決算企業の決算発表をまとめてみました。そのなかでも決算を受けて株価が大きく上げたのが東宝(9602)で、2021年2月期の業績予想の開示は見送りましたが、減配ながらも年35円の配当予想を発表したことが好感され決算発表翌日に株価は3%以上上昇しました。一方で業績予想に加えて配当予想の発表も見送った乃村工藝社(9716)の株価は7%以上下げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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