特別清算指数(とくべつせいさんしすう)とは、株価指数先物取引や株価指数オプション取引において決済最終日までに反対売買がなされたかった場合に、清算指数として使用される指数のこと。ほかに最終清算指数、SQ値(Special Quotation)あるいは単にSQなどとも呼ばれる。一般的に先物取引においては決済最終日にお金を払って現物を引き取ることが出来るが、株価指数の先物取引においては現物のない抽象的な指数を取引の対象としているため、決済最終日にお金を払って現物を引き取ることが出来ない。よって決済期限が到来すると強制的に反対売買によって決済されることになるが、その際に用いられる決済のための価格が特別清算指数である。この特別清算指数は、株価指数先物取引では3月、6月、9月、12月の第2金曜日(休場日の場合はその前日)に算出される。また株価指数オプション取引では毎月第2金曜日(休場日の場合はその前日)に算出される。特別清算指数が算出される日をSQ算出日と呼び、特に株価指数先物取引と株価指数オプション取引のSQ算出日が重複する場合はメジャーSQとも呼ばれている。なお、日経225先物取引(日経225miniを含む)や日経225オプション取引における特別清算指数は、SQ算出日における指数構成銘柄それぞれの寄付価格をもとにして、指数を計算することによって算出するという方法がとられている。したがって、前場寄付時における指数とは必ずしも一致しない。
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