新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに広がったテレワーク。通勤時間がない分「効率的に仕事ができる」という声がある一方で、「自宅だと集中できない」「家だとモチベーションが上がらない」といった意見も聞かれます。この記事では、エグゼクティブがパフォーマンスを上げるためのテレワーク空間を考えます。

ワークチェアの最高峰アーロンチェアやスタンディングデスク

エグゼクティブ,テレワーク術
(画像=fizkes/stock.adobe.com)

テレワークの質を左右するアイテムといえば、やはりチェアとデスクでしょう。チェアは相性の悪いものを選んでしまうと、肩こりや腰痛の原因になりかねません。実際に座って選ぶのが理想ですが、難しい場合は信頼のあるブランドのものを選ぶのが無難です。

世界中のエグゼクティブから信頼されているワークチェアのブランドといえば、ハーマンミラーの「アーロン リマスタード(標準価格:20万5,700円)」が有名で、様々な姿勢をサポートする機能が詰まった逸品です。この他にも、ハーマンミラーには高級ワークチェア・シリーズとして「エンボディチェア」や「テーパーチェア」などがあります。

最近では、キールハワーの「ジュニア(標準価格:22万5,700円~)」も一部のエグゼクティブから支持されています。身体の軸である背骨を理想的な状態に保ちつつ、胸を開いて上半身を解放することができる優れものです。
※各種ワークチェアの価格は2020年5月現在 公式サイトのもの

デスクは、パソコンの他に書類を広げる人には大きいものが適しています。テレワークでは長時間同じ姿勢になりがちで健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、机の高さを変えられるスタンディングデスクを選ぶ人もいます。手軽に昇降ができるので、集中力が切れてきたら立って仕事をする、疲れてきたら座って仕事をするといったように、メリハリがつけられます。

騒音緩和ヘッドフォンとルームフレグランスで集中力を高める

テレワークでは、家族の生活音や近所の騒音で集中できないことがあります。そんな時は、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホン(またはイヤホン)を使ってみましょう。ノイズキャンセリングのヘッドホンは、マイクが周囲の騒音を拾い、その音とは逆の波形の音を出すことで騒音を抑えてくれるため、周囲の音が気になって集中できないといった悩みを解消してくれます。

ルームフレグランスやアロマによって、集中力が高まるという意見もあります。ただしフレグランスであれば何でもいいというわけではなく、集中力アップに効果がある香りがあるので、専門店などの情報を参考にセレクトしましょう。参考までに、高級ルームフレグランスには「リナーリ」や「ドットールヴラニエス」などがあります。

明るい色のカーテンや白色系照明で「光のマネジメント」

効率的に仕事ができる空間を作るには、「光のマネジメント」も大切です。たくさんの光を浴びて1日のスタートを切れば、スムーズに仕事モードに入ることができます。これまで遮光カーテンや暗い色のカーテン使っていた人は、明るい色のカーテンやロールスクリーンに変えることで、直射日光を遮りつつ部屋を明るくすることができます。

あわせて照明の色や強さも考えたいところです。自宅をリラックスできる空間にするため、暖色系の照明にしているという人は多いでしょう。これをオフィスのような白色系のものに変えることで、「覚醒できる、集中できる」という意見も聞かれます。また光が強めのデスクライトを設置することで、天気の悪い日や夕方以降も集中力を保ちやすい空間になります。

自宅で仕事をするからこそ服装や身なりに気を配る

通勤時間がなく時間を有効的に使えるテレワークですが、「オンとオフの切り替えができない」といったデメリットもあります。Web会議がない日は部屋着でヒゲを剃らないまま仕事をすることもできますが、このような状態では仕事モードに入るのは難しいでしょう。これを解消するには、スーツやジャケットを着るのがおすすめです。これによって「今は仕事をしている」という緊張感を作ることができます。

エグゼクティブにとって、テレワーク空間に投資して効率性と快適性を高めることは極めて重要です。アフターコロナのテレワーク本格化を視野に入れて、自身にとって最高のパフォーマンスができる空間作りを進めましょう。(提供:Wealth Lounge

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