地域住環境の情報

その地域の人口が減少してきている、また、近くにあった企業や工場が他の地域に移転したといった地域住環境の変化は、空室率に関係してきます。仮に今満室であったとしても、明日以降も満室である保証は全くありませので、こうした地域住環境の情報も、しっかりと確保すべきです。室内や入居者の情報を獲得することは、売り手なしでは難しいですが、地域住環境に関する情報なら売り手なしでも手に入ります。まずは、インターネットを使ってその地域の人口状況や何か事件がなかったか調べてみましょう。そして、現地を実際に歩いてみて、その地域の状況を肌で感じて、生の情報も手に入れましょう。


自己責任

透明性や流動性が比較的低いことから、不動産取引では常に情報の非対称性という問題が介在します。そのため、仮にアパートが満室の状態で売りに出されていたとしても、売り主の言ったことだけを信じて、すぐに購入するのはやはり控えるべきであります。売り手の言ったことだけを信じるのではなく、情報の非対称性が出やすい物件、入居者、地域住環境についての情報を、様々な方法を使い自分でも調べ上げます。そして、売り手と買い手の情報の非対称性というギャップを出来るだけ埋めた上で、最終的な判断を下すようにすべきではないでしょうか。

投資は、成功しても失敗しても全て自己責任です。そう自分に肝に銘じることができれば、人の情報に頼るだけではなく、自分でもよい物件が購入できるように様々な情報を集めることができるはずです。そして、物件を購入した際には、情報を提供してくれた人達にお土産を持ってお礼に行きましょう。

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