4月下旬からスタートした3月決算銘柄の本決算発表は新型コロナウイルス感染拡大の影響で発表を延期する企業もみられました。それも先月で終わりとなりましたが、それから1カ月以上経過したこともありアナリストによる見直しも十分に進んだとみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業で5月13日から15日に決算を発表した銘柄を対象に決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げたもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかには決算発表後に10社以上が目標株価を引き上げた銘柄もみられ、SMC(6273)では13社が目標株価を引き上げています。また、TDK(6762)でも9社が目標株価を引き上げたほか、日本新薬(4516)でも決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。さらに武田薬品工業(4502)やソニー(6758)、アステラス製薬(4503)でも6社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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