コロナの影響で各社リモートワーク化が進んでいますが、実はリモートワークは日本政府が考えていた「働き方改革の理想形」でもあり、アフターコロナ以後もこのムーブベントは続きます。
通勤が必要最低限になる代わりに、自宅のどこかが仕事場になるため、快適なワークスペース空間を自ら作り出していく必要があります。今回は「家を職場にする」ために揃えた方がいいものを考えてみました。
家の一部がオフィス化する
自宅といえどもオフィスですので、ある程度「事務所の要素」を揃える必要があります。
事務所の要素とは、最低限の
・PC
・文房具やファイル類
・ネット通信環境
が揃っている環境です。この環境はおよそ半畳(1メートル四方)の広さが確保できれば十分なことから、比較的カンタンに準備が出来ます。
一人暮らしの人はダイニングテーブルで、実家暮らしの人は自室、家族がいる人はリビングや客間など同居家族と環境を分けて、それぞれの小さなオフィスをクリエイトできます。
中には使っていなかった物置小屋や階段下のデッドスペースなどを上手に活用している人もいます。
このような働き方はバブル時代にはSOHO(Small Office Home Office)、最近では在宅仕事・テレワーカーなどとも呼ばれ、ネットとノートパソコンの普及に合わせて一般化してきました。
デスクよりも椅子とネットが大事
リモートワークにはデスクよりも、椅子とネット環境が仕事効率に大きく影響します。
リモート仕事の書類はすべて電子化されてクラウドに格納してあり、電話連絡はスマホかチャット、会議はPCを使ってZOOMかSkypeですから(2020年現在)、そもそも大きなスペースが必要ありません。
それよりも、通話音声・動画・会議がブツブツ切れない高速度の安定したネット通信環境と、安全性の確保されたチャットシステムなどのほうが重要です。
また、意外に感じるかもしれませんが、椅子がとても大切です。会社で使っていたオフィス用の椅子は、8時間以上の同じ姿勢に耐えられるようにクッションの耐圧分散やひじ掛け位置などがよく考えられています
しかし、ごはんを食べるために使うダイニング椅子や子供時代から使っている学習椅子を毎日、仕事で8時間も使うと首・腰・肩に大きく負担がかかります。
たとえ今、身体に支障が起きていなくても、将来的に問題が出る可能性があるので、「姿勢をよくする椅子」「バランスチェア」などで検索すると体重分散が出来る椅子がありますので、仕事中だけは良質な椅子を使うようにしましょう。
【参照:バランスチェア】
運動グッズの必要性
自宅オフィスには運動グッズも必要になります。週5日の通勤でしていた自宅~駅~階段~電車~会社の往復運動量が、自宅オフィスになると100%カットされます。
加えて、ランチタイムの外出、カフェ、外回り、社内や会議室へ移動、会社帰りの居酒屋など、小さな運動の積み重ねもすべてナシになります。
もちろん、ワークアウトが趣味の方は良いのですが、ほとんどの人は通勤がなくなれば運動量が大幅に減ります。今後、リモートと通勤が組み合わさったとしても、やはりコロナ前、リモート前の運動量には戻りませんので、健康維持のためには、自室で運動量を補完する必要があります。
会社にいるのと違い、自宅オフィスでは自分が必要だと感じた時にサッと運動出来るのが良いところです。気軽にすぐエクササイズができるようなグッズを揃えると良いでしょう。
例えば、
水で重さの変えられるダンベル
ウォーターダンベルなどで検索すると出てきます。100均でも購入可能です。手のひらの大きさが合えば、ペットボトルでもOKです。
バランスボール
体幹を鍛えるグッズとして子供を含めた家族も使えます。バランスボールの商品名で様々なメーカーが発売していますが、使わないときにはしまっておける空気が抜けるタイプが良いでしょう。
腹筋サポートグッズ
一世風靡をした「倒れるだけ腹筋」や「ながら腹筋」など、カンタンに腹筋運動が出来るグッズがあります。
「こんなの効くのかな?」と思っても、10回×3セットを一日一回やるだけでも確実に運動量の補完になります。
運動が苦手な人や面倒くさがりの人でも使える「頑張らないでもいい」タイプのサポートグッズを自宅に備えるのはおすすめです。
【参照:ショップジャパン ワンダーコア】
専用小型オフィスを借りる人も出てくる
ここまでは自宅の一部をオフィス化する方法をご紹介してきましたが、最後に、このような要素が揃ったリモート専用小型オフィスを借りるという方法もあります。
リモートオフィスは開始してみてはじめて、自分の住んでいる環境がリモートに向いているかどうかがわかります。例えば
・ネット環境が悪い
・マンション住人の全員がリモートになる時間は、通信速度が遅い
・近隣の話し声がうるさい
・近隣から会議中にうるさいと怒鳴りこまれた
・オンライン会議の内容が外に漏れる可能性がある
・手のかかる子供や介護の必要な家族がいる
・近所で動物を飼っていて会議中に鳴き止まない
など、自宅に小さなスペースをクリエイトするだけではどうにもならない環境もあります。
このような場合は、引っ越しを検討するか、リモートワーク環境が整った小型オフィスを借りるという対処法があります。例えば、都心に向かわずに自宅よりも田舎に向かえば、駅前でもWi-Fi環境の良いワンルームを破格で借りることができます。
またこのような経験を活かし、思い切って、小さなマンション一室のオーナーになり、副業としてマンション経営に乗り出すこともできます。自己所有のオフィスであれば、今後は様々な形での賃料が見込める上に、将来の資産形成もできます。
コロナが終焉しても、日本が掲げる働き方改革の一つの理想形である「リモートという働き方」は、今後も様々な形でニーズが続き、よりよく働ける小さな場所を求める声は増え続ける可能性があります。
飲食店の店舗の一部や事務所、ホテルの一部を個人向けのワークスペースとして貸し出す事例も出てきています。個人向けに小さなオフィスのニーズは今後も高まる傾向にあります。自分が気持ちよく働ける場所を探し上手に活用しましょう。(提供:Dear Reicious Online)
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