「新しい生活様式」によって、おうち時間を充実させたいというニーズから、いま改めて「料理」の価値が見直されている。ライフスタイルメディアカンパニーのアイランド株式会社の調査(※)によると、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、自宅で料理をする頻度が変わったかという質問に、69%が「増えた」と回答。
日々の調理を楽しむ、食を通じて生活を豊にする、そして振る舞うことで周りの人も幸せにするーー上質な「料理」体験を通じたコミュニケーションの需要が高まっている。
上質な「料理」体験には、最も使う調理道具の1つである包丁は欠かすことができない存在だ。そこで、ギフトとしても使える、世界的な評価が高いドイツ・ゾーリンゲンの高級ナイフを紹介する。
※出典:アイランド株式会社ニュースリリース(https://www.ai-land.co.jp/press/p-ailand/8493/)
ドイツ・ゾーリンゲンの歴史
ドイツ連邦共和国西部のノルトラインウエストファーレン州にある、人口約16万人の都市・ゾーリンゲン市は、中世より刃物の街として発展してきた。
ドイツの刃物作り発祥の地
1374年に都市権を得たゾーリンゲンだが、以前から鉱石・森林・河川と鍛冶に適した環境が整っていることから、当時多かった刀鍛冶職人を中心に刃物作り発祥の地とされ、最古の商標である「双子マーク」で知られる「ツヴィリングJ.A.ヘンケル」をはじめ、多くの刃物メーカーを輩出している。
ゾーリンゲンの“モノづくり”
近年はゾーリンゲンでも工業化が進み、多くは工場での製造に変わっていき、大量生産が可能となり、輸出量もトップシェアを誇る一方、今なお手作業で製造を行うメーカーは希少な存在になっている。
そのため、職人の仕事から生まれる製品は、大量生産できないため高級品だが、その性能やデザインはもとより、培われた伝統と歴史は、一流シェフや本物嗜好のこだわり派を魅了している。
老舗高級ナイフメーカー・ギューデ社
ギューデ社は、現在も職人による手作業で製造しているうちの一社だ。
1910年創業の老舗高級ナイフメーカー
カール・ギューデ氏が1910年に創業し、当時は食卓用ナイフ(カトラリー)を製造していた。カール氏の息子、フランツ・ギューデ氏の代になると、画期的な波刃の研磨技術が編み出され、以降ブレッドナイフがギューデを代表する製品となった。創業以来、家族経営を続けており、現在はフランツ氏の孫であるペーター・ボルン氏がオーナーを務めてる。
30以上ある工程を1本1本手作業で製造
鍛造から研磨まで、30以上ある工程を熟練の職人が1本1本手作業で丁寧に製造している。工場に勤務する職人は20名ほどで、1日の生産量はわずか300本ほどだが、人の手で丁寧に作り上げた製品には機械による大量生産では味わえない魅力がある。
ギューデ社のナイフの評価
ドイツ国内では、競合製品を競わせて性能を評価する専門誌『ETM TESTMAGAZIN』で、ギューデ社のナイフが2012年に総合最高評価を獲得。また、日本の「グッドデザイン賞」に当たる「インテリアイノベーションアワード(Interior innovation award)」も受賞している。
さらに、アメリカや中国からも高い評価を得ており、国際的なプロダクトデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞(Red dot design award)」も受賞しており、ギューデ社のナイフは、ドイツ国内だけではなく、世界で認められる性能・デザインともに優れた、知る人ぞ知る逸品といえる。
本国ドイツでは、機能性とデザイン性、そしてブランドの歴史・こだわりから、プロの料理人のほか、高所得者の方に好まれている。ブレッドナイフのほかにも、シェフナイフなどの洋包丁はもちろん、チーズナイフやトマトナイフといった専用ナイフも人気となっている。
日本では、Leaf & Moon社が総輸入元となっており、同社では日本初上陸となるナイフシリーズを販売するプロジェクトをクラウドファンディングで開始している。
天ぷらの名店が監修するドイツ高級ナイフセット
同プロジェクトでは、海外セレブもお忍びで通う名店「てんぷら小野」の店主・志村幸一郎氏がセット内容を監修。世界的な評価が高い、ドイツ・ゾーリンゲンの高級ナイフと、日本料理の名店のコラボレーションはどのようにして生まれたのかーー起案者である、Leaf & Moon社・長谷川葉月氏に聞いた。
使うからこそ実感できる、上質な「料理」体験
志村氏は長谷川氏の友人で、ギューデ社のナイフの愛用者でもあるという。
「志村さんには、もともとギューデ社のブレッドナイフを愛用いただいていました。志村さんのお店は海外からのお客さまも多いので、お客さまにパンを提供される時や、ご自宅でも使ってくださっているそうです」と語る長谷川氏。
志村氏に監修を依頼した理由について、「せっかく購入いただいても、買って満足して使わなくなってしまうと、本当の良さが伝わりません。そこで、日本の料理事情、そしてギューデ社のナイフに精通する志村さんに、日本で使うのに適したセット内容になるよう監修を依頼しました。志村さんとセット内容を検討する中、せっかくなら製品を持つだけでは味わえない、プロの技をご自身で実践できる喜びを感じてもらえるようにしたいと、料理教室も実施いただけることになりました」と明かした。
長谷川氏はプロジェクトについて、「実は私自身、包丁は日本製に勝るものはないと思ってきました(笑)。ですが、志村さんに専門ナイフを試してもらったところ、とても評価してくださり、クラウドファンディングを通じてギューデ社のファンを広げたいと想い、今回のプロジェクトを発案しました。ただ商品を購入するだけではなく、プロの料理人から使い方を学べ、名店の店主と料理仲間になれ、そして来店時には馴染みとして迎えられる、ここだけの唯一無二の体験型のプロジェクトになっています」と、その意義を語っていた。
プロジェクト概要
名店「てんぷら小野」の店主・志村幸一郎氏が監修するギューデ社の高級ナイフセットは、5種類のセット内容でプロジェクトを展開中だ。ナイフと料理教室に「てんぷら小野」ペア食事券の組み合わせたスペシャルセットをはじめ、嗜好に合わせて選べることができる。
普段使い2本セット【Kappa Series】
普段の料理全般に使えるベーシックなセットです。
[価格]33,000円(税、送料込)
[内容]ペティナイフ、スライスナイフ
専門ナイフ4本セット【Alpha Series】
すでに普通の包丁を持っている方におすすめの、食材ごとに使い分けられるようなマニアックなセットです。
[価格]55,000円(税、送料込)
[セット内容]シャトーナイフ、トマトナイフ、チーズナイフ、ボーニングナイフ
普段使い3本セット【Kappa Series】+「てんぷら小野」料理教室
ベーシックラインに肉料理に便利なシェフナイフを加えたスペシャルセットです。
[価格]77,000円(税、送料込)
[内容]ペティナイフ、スライスナイフ、シェフナイフ
[料理教室]「男の家飲みつまみ」または「てんぷら食事会」
専門ナイフ5本セット【Alpha Series】+「てんぷら小野」料理教室
マニアックラインにギューデ社のフラッグシップモデルであるブレッドナイフを加えたスペシャルセットです。
[価格]88,000円(税、送料込)
[内容]シャトーナイフ、トマトナイフ、チーズナイフ、ボーニングナイフ、ブレッドナイフ
[料理教室]「男のキャンプ飯」または「男の本格飯」
調理ナイフ5本セット【Kappa Series】+「てんぷら小野」料理教室&ペア食事券
ベーシックラインに専門性の高いボーニングナイフとブレッドナイフを加えたプレミアムセットです。
[価格]154,000円(税、送料込)
[内容]ペティナイフ、スライスナイフ、シェフナイフ、ボーニングナイフ、ブレッドナイフ
[料理教室]「男の家飲みつまみ」「てんぷら食事会」「男のキャンプ飯」「男の本格飯」いずれか1回
[食事券]ディナーおまかせコース2名分(ドリンクは別料金となります)
プロジェクトの募集は1月25日(月)まで。詳細ページでは、志村氏による「実演解説動画」も公開している。上質な「料理」体験で心身の充実を図りたい方は、購入を検討してみてはいかがだろうか。