一般的に、看護師は収入が高い傾向があります。そのため「パートナーとの所得格差が密かな悩み」という看護師も多いのではないでしょうか。

大切なパートナーと、お金のことで揉めたくありませんよね。この記事では、「パートナーとお金」をテーマに、看護師のよくあるお悩みと対処法をご紹介します。

パートナーより収入が高いこともある

看護師,パートナー
(画像=polkadot/stock.adobe.com)

収入を比べてみたら、パートナーの方が少なかった――。そんな経験を持つ看護師は少なくありません。パートナーが所得格差を気に病んだり、看護師が頼られることに疲れたりと、お互いに悩みを抱えることも。

看護師の収入が高いのは、それだけの努力をしてきたからです。決して「楽に稼いでいる」という訳ではありません。体力を削りながら夜勤をしたり、一般の会社員が休んでいる週末も勤務をこなしたり。また、医療現場で働くという責任を常に背負っています。

パートナーとの所得格差については、看護師自身の受け止め方も人それぞれです。

「相手の顔を立てるのに気疲れする!」という人もいれば、「私が大黒柱」と覚悟を決める人も。どちらにしても、パートナーと分かり合うためには、お互いの仕事やお金についてじっくり話し合うことが大切です。

パートナーと話し合いたい!看護師が抱えるお金の悩み3つ

続いては、パートナーとお金にまつわる看護師の代表的なお悩み3つと、それぞれの対処法を紹介します。

相手から経済的に頼られがち

看護師というと高収入なイメージがあることから、パートナーからお金の面で頼られることも。お会計のとき「立て替えといて」と言われたり、場合によっては「お金を貸して欲しい」と懇願されたり。

お互いに助け合うことと、一方的に頼られることは違います。頼られることをうれしいと感じるならそれも1つのあり方ですが、頼られることが負担になるようなら、一人で悩まずに早めに対策しましょう。

まずは高収入の理由をパートナーに理解してもらうことが大切です。

パートナーが医療職でない場合は、職場の話を日頃からするといいかもしれません。話を聞くうちに、パートナーが自然と看護師の仕事のやりがいや責任感を理解してくれる可能性があります。「大変な仕事をして高収入を得ているのか」と理解してくれれば、安易に頼られることも減るはずです。

しかし、なかなかそれだけでは理解してくれないパートナーもいるでしょう。そんな時は、いっそ給与明細を見せて収入をオープンにし、「合計はこれくらい」「夜勤がこれくらいだから……」と、収入について説明してみましょう。

このように、お金についてしっかり向き合って話すことで、お互いの仕事を尊重し、支え合っていく意識が芽生える可能性があります。

生活費を自分の方が多く払うことに

パートナーと一緒に生活していると、「生活費の分担」という問題は避けては通れません。

「いつの間にか看護師である自分が多く払っている」というケースはよくあります。中には、そもそも生活費を分担してもらえないという人も。いくら看護師の収入が安定していても、パートナーの生活費まですべて面倒をみるのは大きな負担です。

対処法としては、生活費の分担を見直すしかありません。

たとえば、お互いの収入の比率と支出の比率をそろえることを提案してみましょう。収入に応じて支出を決めれば、お互いに納得感を持って生活費を負担できます。お互いに収入を公開し、どちらがどのくらいの生活費を負担しているかを明らかにすることで、パートナーの意識も変わるかもしれません。

また、共有のお財布を作ることも効果的です。それぞれの収入に見合った一定の金額を出し合い、共有のお財布で管理するのです。「生活費は共有財布から支出する」と決めておけば、負担割合がかたよる心配がありません。

貯め方はどうする?

二人の貯金について悩む看護師も多いはず。人生をともにするパートナーなら、ライフイベントにも一緒に備えておく必要があります。「収入の多い私が多めに貯金しないと」と、気負ってしまう看護師も。

二人のための貯金なら、二人で貯めるのが本来のあり方です。自分ばかり無理をして貯金しようとせず、パートナーと将来の計画を話し合ってみましょう。

ライフイベントごとに、お金が必要なタイミングが訪れます。結婚式、マイホーム、教育資金など、必要なタイミングで必要な金額が準備できるよう貯金計画を立てましょう。

今後の人生を具体的に想像し、パートナーと話し合うことで、二人の関係もよりよいものになるはずです。

ルールを決めて、お互いが納得のいく形を作ろう

看護師は一般的に同世代と比べて高収入ですが、働き方や勤め先が変わることで、収入が変動する可能性もあります。

パートナーが医療職ではない場合は、看護師の収入について、なかなかイメージを持てないことも。看護師の仕事のこと、お金のことを日頃から話し合い、働き方によって収入が増減する可能性があることも伝えておきましょう。

長い人生をともにするパートナーなら、お互いに収入が高い時期も低い時期も支え合うことになります。今の収入だけを見るのではなく、長期的な視野で将来のマネープランを立て、パートナーと計画的に貯金することが大切です。(提供:Medi Life

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