配当落ち/権利落ちとは何か?

配当落ち(ハイトウオチ)/権利落ち(ケンリオチ)
(画像=筆者作成)

配当落ち(権利落ち)とは、「権利確定日の翌営業日に配当を受ける権利がなくなること」あるいは、「(1株あたりの)配当金相当分だけ株価が下がること」をいう。

株式を発行する会社は、決算日(中間・期末)や、その他配当基準日時点の株主に対して配当を支払う。権利確定日時点の株主は配当を受け取れるが、その翌営業日時点の株主は配当を受け取れない。この差は株価に反映され、理論上は権利確定日の翌営業日に配当金相当分だけ株価は下がる。これが配当落ちだ。

ただし、株価はさまざまな要素によって決まるため、配当落ちによって株価が下がるとは限らない。配当落ちで株価が下がらなければ、それだけ相場が強い、その銘柄の人気が高いと考えられる。

配当を受け取るには配当落ち(権利落ち)前に株を買う必要がある

権利確定日は「権利付き最終日」とも呼ばれ、この日までに株を購入すれば配当を受け取る権利が得られる。

日本では株を購入してから2営業日後に引渡しが行われ、その日に株主となることから、配当基準日の2営業日前が「権利付き最終日」、その翌営業日が「権利落ち日」となる。

配当基準日は、一般的にその企業の決算日(中間・期末)と同日に設定される。ただし、配当基準日が決算日ではない企業もあるため、配当狙いで株を購入する際はよく確認しておきたい。

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