看護師は専門職で、同年代より給与水準が高い傾向があります。また、仕事の責任が重く、人間関係や仕事の疲れでストレスがたまりがち。ストレス発散のため、ついクレカを使い過ぎてしまう人は少なくありません。今回は、危険なクレカの使い方を5つ紹介します。自分はいくつ当てはまるかチェックしてみてください。

あなたは大丈夫?5つのクレカの使い過ぎのサイン

クレカを使いがちな看護師必見!お金が貯まらない人の特徴5つ
(画像=uinmine/stock.adobe.com)

カード1つでスマートに決済できるクレカ。便利な反面、残高以上に使い過ぎてしまうリスクも。クレカを使い過ぎると、返済地獄に陥ってしまうことになりかねません。クレカ使い過ぎのサインを紹介するので、自分に当てはめて考えてみてください。

①:リボ払い

リボ払いとは、毎月の支払額を一定にして、金利と一緒に返済する仕組みのことです。リボ払いにすると、高額な買い物をしても、返済額は変わりません。そのため、お金を使っている感覚がなくなりやすいといわれています。

リボ払いで買い物を繰り返していると、本来支払うべき残高がいくらなのか、わからなくなってしまいがち。返済とあわせて高額な利子も発生するため、いつまで経っても返済が終わらない感覚に陥ります。

ついリボ払いにしてしまうという人は、リボ払いは封印し、一括決済に切り替えましょう。いきなり一括決済に切り替えるのが難しい場合は、2回払いからスタートしてみてください。

②:3回以上の分割払い

3回以上の分割払いをよく利用するという人も注意が必要です。一般的に、クレジットカードでは、一括決済と2回払いには手数料がかかりません。しかし、3回以上の分割払いになると、手数料が発生します。本来支払う金額に手数料が上乗せされ、支払の負担が重くなります。

分割払いできる回数は、クレジットカード会社によって決まっています。回数が多くなるほど、支払の負担を先送りすることになり、支払う利子、手数料ともに増加します。また、1回あたりの支払額が小さくなることから、高額な買い物をしたという自覚が薄れてしまいます。

「3回以上は無駄な手数料がかかる」と自分に言い聞かせ、一括払いか2回払いを選択するようにしましょう。

③:請求額を見ていない

仕事やプライベートで多忙な看護師の中には、請求額を見ていないという方もいるのではないでしょうか。リボ払いや分割払いほどではありませんが、請求額を見ていないことは、黄色信号です。

請求額を見ていないという方は、毎月自分が何にお金を使い、どのくらいお金が残っているかを把握していないということです。着々と将来に向けて貯蓄している人もいる中で、冷静に考えると、怖いことだと感じませんか?

収入が多いと、請求額を見ていなくても、生活は成り立ちます。しかし、貯蓄はできません。貯蓄をしていないということは、結婚・出産・両親の介護・自分自身の老後といったライフイベント・ライフステージへの備えができていないということです。

まずは請求額を把握し、貯蓄はできているのか、今の貯蓄ペースでライフイベント・ライフステージに応じた選択ができるか、しっかり見つめ直しましょう。

④:明細を見て思い出せないものがある

クレジットカード明細を見ても、何を買ったか思い出せない……。こんな経験は誰しもありますよね。これだけで、一概に危険というわけではありません。ただ、思い出せないものが多かったり、思い出せなくても「ま、いいか」と放置していたりする場合、危険な兆候といえます。

思い出せないということは、そもそも購入したものが、自分にとってそこまで必要なものではなかったという可能性があります。必要のないものを購入することは、貯蓄の大敵です。

買い物に対する意識を変え、本当に必要なものだけを購入するようになれば、自然と明細を見た時に何を買ったか思い出せるようになるでしょう。

⑤:収入額よりも支出が多い月がある

理由がはっきりしている場合は、支出が収入を上回っても問題ありません。たとえば、突然の病気やケガ、冠婚葬祭などです。しかし、思い当たる節がないのに支出が収入を上回っているのは、望ましい状態とはいえません。また、常に支出が収入を上回っているという場合は、かなり危険な状態です。

支出が収入を上回っていても生活が成り立つのは、ボーナスで補てんされているからです。通帳を見てみると、残高が毎月減っていき、夏季・冬季のボーナスで減った分を取り返している、といった状況が見えてきます。

しかし、ボーナスは必ずしも支給されるとは限りません。コロナ禍でのボーナスカットが問題になりましたが、ボーナスは事業者が任意で支払うものであり、毎月の給与のように、支払が義務付けられているわけではないのです。

ボーナス頼みの状況からは早々に脱却し、毎月の収入で支出をまかなうとともに、ボーナスは貯蓄や突発的な費用の支払にあてることが望ましいといえます。

浪費するも貯蓄するも、すべては自分次第

ストレス発散で浪費しながらも、心のどこかでは「貯蓄しないと」「お金を貯められる自分になりたい」と思っている人は多いはずです。ほんの少しの意識の変化で、浪費家の自分からは脱却できます。まずは当てはまる項目を改善することからスタートし、できることから貯蓄を始めてみてください。

(提供:Medi Life

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