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アベノミクス効果で不動産投資を積極的に考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今回は、不動産投資エリアとして注目されている山手線沿線にスポットを当ててみました。


山手線沿線は安心できる投資先


不動産投資をする際に最も気を付けなければならないことは空室リスク。いくら安く物件を購入することができたとしても、実際に借主が付かなければ収益は上がりません。

不動産投資で失敗したくなければ、まずは山手線沿線の物件に注目をしましょう。山手線は、東京の都心部を1周している鉄道であり、その多くの駅で、他のJR線や私鉄と乗り換えることができます。つまり山手線の沿線に住めば、交通アクセスに苦労することはないのです。

また、人口減少時代に突入している現在においても、都心部への人口流入は続いています。限られたエリアに多くの人が住むわけですから、家賃の安定ないし上昇も見込めます。利便性も高く、希少性もある山手線沿線。今回、その中でも注目のエリアをピックアップしてみました。


山手線の注目エリア


1. 渋谷
「若者の街」としてのイメージが強い渋谷。この渋谷が、今、大きく変わろうとしています。2012年に開業した『ヒカリエ』は序章でしかありません。

これから平成38年まで、東急グループ、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄が主体となり、高層オフィスビル、高層マンション等の建設が進められていきます。

2014年1月現在、平均的な家賃(駅から徒歩10分圏内)は1LDKで22万円強、ワンルームでも11万円強しますが、開発が進み、企業や商業施設が集まってくれば、これを上回る家賃設定が行われる可能性もあります。東急、JR、東京メトロ、京王の5駅8線が大きく注目されていますが、都内最大級のバスターミナルがあるエリアでもあります。交通の便は申し分ないエリアと言えます。


2. 品川
渋谷と並ぶ大規模再開発プロジェクトが予定されているエリアが品川です。品川と田町の間にある「旧・田町車両センター」が廃止され、東日本旅客鉄道(JR東日本)はこの車両基地跡を再開発する予定でいます。その規模にして10万平方メートルに及び、六本木ヒルズに並ぶビッグプロジェクトとなります。

また、この再開発に伴い、品川駅と田町駅の間に新駅を作る構想も持ち上がっている。これらが実現すれば、品川エリアの価値は大きく上昇することになりそうです。2008年(平均坪単価364万円)に比べると、2013年の平均坪単価は267万円と100万円近くの値下がりをしていますが、再開発の内容が具体的になってくれば、反転上昇も期待できるエリアと言えます。


3. 池袋
個人的には埼玉県、北関東から人が流れてくるイメージのある池袋ですが、この池袋も大きく変貌しています。副都心線の開業、西武線との乗り入れにより、人の流れは大きく変わろうとしています。

また、大学のキャンパスがオープンしたり、南池袋2丁目の再開発が進んでいたりとどんどん街の様子が変わってきています。最近では池袋駅西口の再開発が現実味を帯びてきました。

池袋駅東口に比べると、見劣りする感がありましたが、「池袋駅西口地区まちづくり協議会」が協力者に三菱地所を選定したことで、大きく前進したようです。池袋を含む豊島区の平均地価は2013年の時点で343万円となっています。今後の再開発次第では、大きく上昇する可能性も秘めています。


4. 恵比寿
隣駅でありながら、渋谷とは一線を画す街である恵比寿。おしゃれなイメージ、閑静なイメージのある街です。代官山や中目黒とも接しており、隠れ家的なお店も多く、有名人も多く訪れます。恵比寿ガーデンプレイスはこのエリアで象徴的な建物です。

現在進行している渋谷や池袋の再開発の先鞭と言ってもよいでしょう。もともとビール工場の跡地を再開発したものが恵比寿ガーデンプレイスですが、その壱番館の価値は15年経った今もほとんど変わっていません。

また、いつ行っても街がにぎわっており、恵比寿ガーデンプレイスの周辺におしゃれなお店もオープンしており、街が一体となってその価値を高めつつあるエリアです。平均家賃(駅から徒歩10分圏内)はワンルームで11万円強、1LDKになると24万円強となります。渋谷の再開発が進めば、波及効果も期待できるエリアと言えるでしょう。


5. 秋葉原
電気街、アニメの街としてのイメージが強い秋葉原ですが、実際に足を運んでみると、新しいオフィスビルや複合ビルが建ち並んでおり、しゃれた街並みとなっています。

ちなみに秋葉原は麹町や丸の内と同じ千代田区内にあります。東京都と千代田区が進めてき再開発のコンセプトは「IT産業の世界的な拠点となりえるまちづくり」です。

現在では企業の研究所や大学が移転してきており、これからも更なる発展が期待できるエリアと言えます。外国人観光客も増えてきていることから、ホテルや商業施設の進出も考えられます。秋葉原の平均家賃はワンルームで9万円半ば、1LDKでも15万円強と、今回取り上げた他のエリアに比べれば、低めの家賃ですが、日本が誇るアニメ文化の発祥の地ともいえる場所なだけに、これからも注目しておきたいエリアの1つです。