日経平均   29,745.87 円 △ 147.21 円
≪東証一部≫
売買高    11億9,635万株
売買代金  2兆9270億1200万円
値上り銘柄数 1,059 銘柄
値下り銘柄数 1,025 銘柄
騰落レシオ(25日) 89.32 %
為替 1ドル=114.33 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

週末の手仕舞い売りに押されるものも多かったが半導体関連銘柄が指数を押し上げ、堅調

米国株がまちまちとなるなかで買戻しも入り買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されるものも多く総じて冴えない展開だった。それでも半導体関連銘柄が買われて日経平均を押し上げ、手仕舞い売りに押されるものが多かったのだが、日経平均は堅調だった。

昼の時間帯には先物の買戻しなども見られて一段高となり、後場に入ると半導体関連銘柄には手仕舞い売りに押されるものも見られたが、逆に売られていた銘柄の買戻しなどもあって総じて堅調だった。最後も手仕舞いの買戻しなどもあって堅調なものが多くなり、高値圏での引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は小幅安となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの、大きく指数を動かすようなこともなく持高調整の売り買いが中心となっていたようだ。

指数は堅調なのだが改めて上値の重さが確認されるような展開になった。積極的に買い上がる材料がなく目先の需給だけということで空売りの買い戻しが一巡となると買い気に乏しい展開で上値の重くなるものが多かった。東京エレクトロンなど半導体関連銘柄が高いだけという感じで調整感が強まるのだと思う。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
方向感に乏しい展開となっている。気迷い線が続くということで放れた方に大きく動くことになるのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

半導体関連銘柄、特に東京エレクトロンだけで指数を押し上げるというような展開になっている。相変わらず日経平均と個々の銘柄の雰囲気が違うということで相場全体としては調整感が強いという感じだ。

目先の需給だけということで空売りが積み上がっている銘柄や値動きの軽い銘柄が買われるということで特に買い手掛かりには乏しい展開だ。インフレ懸念、金融緩和の終了が取り沙汰されるなかで、経済対策の具体的な施策が待たれるということだろう。

ただ、お金が大きく動くというような経済対策でないと株式市場で好感する動きにはならないだろ。そう考えるとどういう施策があるかと言えば特に是ということでもないのだろうから、まずは消費を喚起するような施策が期待される。

政府の支出に対しての増税懸念もあるものと思われる。金融税制の見直しなども取り沙汰されており、すぐにどうのこうのということではないが政策への懸念ということで素直に経済対策に乗れないということもありそうだ。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。