家づくりのプロは、お金をかけずリビングをオシャレに広く見せる方法を知っています。一般的には、たっぷり予算をかけないとスタイリッシュで開放的なリビングにはできないと思いがちです。でも注文住宅なら、ちょっとしたプランニングの工夫ですてきなリビングが作れるのです。ここではプロが使う、オシャレで広々したリビングにする10のテクニックを紹介します。
目次
オシャレなリビングにする5つのテクニック
オシャレなリビングにする方法は、個性的なデザインにしたり高価なものを飾ったりするだけではありません。プランニングでしっかりデザインを意識すれば、十分に洗練されたリビングになります。
ここではオシャレなリビングにするため、プロが使う5つのテクニックを紹介します。
スケルトン階段でスタイリッシュに
スケルトン階段とは、足を乗せる踏み板と手すりの骨組み(=スケルトン)だけで作られた階段です。デザインがスタイリッシュで、リビングに付けるととてもオシャレになります。
手すりはスチール製の細くモダンなデザインや、ウッド調のナチュラルなデザインまで幅広い中から選べます。踏み板も木製の他にスチールやガラスなどの素材があり、より個性的なデザインにもできます。
さらにスケルトン階段は視界をさえぎらないため、リビングを広く感じるメリットもあります。オシャレでありながら広さまで演出するスケルトン階段は、リビングにぜひ取り入れたいアイテムです。
イメージに合った照明を選ぶ
リビングをオシャレにするには、どんな照明にするかも大切です。選ぶ照明によって部屋の雰囲気がまったく変わります。
例えば落ち着いた雰囲気のカフェやレストランは、暖かみのある濃い色の光でデザインはシックなものを選んでいます。
逆に車のショールームなどは、清潔感を出すため白い色の光でデザインはシンプルです。それぞれのイメージに合った照明を選ぶことで、どちらもオシャレな空間を作っています。
リビングもイメージにぴったり合う照明を選べば、ワンランク上のオシャレな空間にできます。どんなリビングにしたいか、しっかりイメージしてから照明を選ぶようにしましょう。
スキップフロアで変化を付ける
スキップフロアは同じ階に、段差を付けた高さのあるフロアを作るプランです。
リビングのまわりにスキップフロアを作れば、デザインに変化が生まれオシャレな空間にできます。ダイニングを数段上がったスキップフロアにすれば、リビングが個性的でスタイリッシュになります。
また最近増えているワークスペースを、リビングの一角にスキップフロアで作るのもおすすめです。さらにスキップフロアの下を収納にすると、リビングのものを片付けやすくなります。
スキップフロアのあるリビングは、友人を呼んだときに目をひくこと間違いなしです。「他の家にはない個性的なリビングにしたい」という方は、ぜひスキップフロアを検討してみてください。
色や素材で楽しむアクセントウォール
アクセントウォールとは、壁の1面を他とは違った色や柄、材質にすることです。単調になりがちな壁に変化を付け、リビングをぐっとオシャレにしてくれます。
全体の壁紙を控えめなホワイト系にして1面をビビッドな色にすると、リビングが引き締まってよりスタイリッシュになります。またタイルや石などに素材を変えれば、さらに個性的なリビングになるでしょう。
色や柄を選ぶときはアクセントウォールだけで考えるのではなく、家具や照明と合うかも注意しましょう。すると統一感がありながら個性的な雰囲気に仕上がります。
アクセントウォールはコストをあまりかけずオシャレにできるテクニックなので、ぜひトライしてみてください。
デザイン畳で意外性をプラス
リビングに畳スペースを作るなら、デザイン畳で意外性をプラスしてはどうでしょうか。最近は個性的なデザインの畳も増えていて、敷くとリビングに変化が生まれます。
以前は畳といえば明るい緑色でしたが、今はピンクやブルーなど豊富な色から選べます。また色だけでなく、モザイクや市松、何色も織り込んだ柄など個性的なデザインもあります。
リビングに畳スペースがあれば、お子さんをお昼寝させるなど便利に使えます。せっかく敷くなら個性的なデザイン畳にして、意外性のあるオシャレなリビングにしてみましょう。
より広く見せるための5つのテクニック
「広いリビングにしたい!」という声をよく耳にしますが、実際に作ると掃除が大変で冷暖房費もかかります。しかし視覚効果で広く見せる方法なら、手間や維持費のかからない開放的なリビングを作れます。
ここではプロが使う、リビングを広く見せる5つのテクニックを紹介します。
色の効果は大きい
リビングの壁紙に白や明るいベージュなど、奥行きを感じる色にすると広く見えるようになります。一方で濃い色やはっきりした柄の壁紙は狭さを感じてしまいます。
もし柄のある壁紙を選ぶなら、小さく薄い色の柄にすると狭さを感じにくくなります。またアクセントで濃い色の壁紙にするなら、後退色と呼ばれる紫や緑を選ぶと圧迫感が減ります。
壁紙は目に見える範囲が広いため、部屋の広さの感じ方に大きく影響します。壁紙は色の好みだけでなく、広く貼ったときにどう見えるかイメージしながら選びましょう。
視線の先に窓を付ける
リビングをより広く見せるなら、窓の位置を一工夫してみましょう。窓は視界が外へ広がるため、視線の先に付ければ部屋を広く感じます。
例えばソファーに座ったときの視線の先や、キッチンの正面に窓を付けてみましょう。過ごす時間が多いところから外が見えると、部屋をより広く感じます。
あるいはリビングに入ってすぐ見えるところに窓があれば、遊びに来た友人に「広くてすてきなリビング」という印象を与えます。
窓はよく見えるところに付けると、大きな窓でなくてもリビングを広く感じさせます。ぜひ視線の先を意識しながら窓の位置を考えてみましょう。
家具は高さや色も大切
リビングを広く感じさせるには、そこに置く家具にも注意しましょう。家具の大きさや色によっては圧迫感を感じるものがあります。
例えば、高さのある家具を置くとリビングを狭く感じてしまいます。背の高い人に迫力を感じるのと同じで、高い家具は圧迫感があるからです。
また濃い色の家具を置くと、視界がそこで止まってしまい窮屈に感じることもあります。家具はできるだけ背が低いものを選び、さらに明るい色にすると部屋を広く感じやすくなります。
家具はそのもののデザインだけでなく、部屋に置いたときの印象を想像しながら選びましょう。
吹き抜けで開放的なリビングに
吹き抜けを作るとリビングをより広く感じるようになります。頭の上の圧迫感がなくなり開放的になるからです。
ソファーにもたれかかって上を見上げたとき、天井がはるか先の2階の上にあればまるで外にいるように感じます。お友達を呼んだときも、モデルルームのようなその開放的なリビングにきっと驚くことでしょう。
ただし吹き抜けは冷暖房がききにくいため、断熱性の高い家を選ぶことが大切です。どんな断熱材を使って暑さ寒さ対策をしているか、しっかり確かめてから施工会社を選びましょう。
オシャレに広く見せるヒントを見つけに行こう
注文住宅ならさまざまな工夫をすることで、コストを抑えながらオシャレで広いリビングを実現できます。そして家づくりのプロはより多くのノウハウを使って、お客様に喜ばれる家を提案しています。
「できるだけオシャレで広々したリビングにしたい」という方は、ぜひ注文住宅のショールームに足を運んでみましょう。きっとスタイリッシュで開放的なリビングにするヒントがたくさん見つかるはずです。
【タツミプランニングのショールーム】
・みなとみらいショールーム
・三鷹スタジオ
(提供:タツマガ)
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