日経平均   28,517.59 円 △ 579.78 円
≪東証一部≫
売買高    10億1,566万株
売買代金  2兆3405億3200万円
値上り銘柄数 1,673 銘柄
値下り銘柄数 430 銘柄
騰落レシオ(25日) 75.55 %
為替 1ドル=113.75 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株安にも関わらず昨日の反動で大幅高

米国株が大幅下落となったが、昨日の大幅下落の反動もあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく反発していたことから買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も売り急ぐということもなく、寄り付きの水準が下値と確認されると節目と見られる28,500円を試す動きとなった。さすがに28,500円の節目では手仕舞い売りに押されて上値も重くなったが、売り急ぐこともなく大幅高水準で値持ちの良い展開だった。

昼の時間帯には先物の買戻しもあり、後場に入ると28,500円を超えての始まりとなった。その後も28,500円から上値は買われないという感じだったが、特に売り急ぐようなこともなく、指数は小動きとなった。結局最後まで値持ちが良いものだから、買い戻しも入り28,500円の節目を抜けての買いとなった。

小型銘柄も今日は総じて堅調だった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数は堅調、日経ジャスダック平均は小幅高となった。先物はまとまった買いが散発的に見られて指数を押し上げる場面もあったが、断続的な動きということでもなく、午後になると全く閑散とした状況だった。

意外に高くなった売られれば買われ、買われれば売られるという感じだが、やはり上値の重い銘柄も多く、指数に影響の大きな銘柄が買い戻しで上昇して指数を押し上げたということだけの相場となっている。上値の重さが確認されると再度下値を試すうことになるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
昨日の大幅下落の際の「窓埋め」という感じであり、ここからは上値も重くなると思う。

☆ あれやこれやと一言 ☆

指数だけを見ていると乱高下ということだが、底堅さがみられる銘柄も多くなっているし、既に大きく売られている銘柄の中にはしっかりと反発となるものもあり、2015年夏や2018年のクリスマス暴落のような雰囲気はない。

ただ、積極的に買い上がるような材料もなく、買戻し一巡となったものから売られ、金融緩和の終了が示されたことで買われ過ぎ銘柄は買われすぎとなった後は買戻ししか入らないということなのだと思う。空売りがさらに積み上がれば29,000円まで戻すのだろうが、空売りが積み上がらないと再度下値を試すことになるのだろう。

まずは28,500円を超えてさらに買われるのかどうかということだが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物で28,500円を超えても、今度は明日の寄り付きの買いが一巡となった後の動きが重要ということになる。戻りもここまで、として28,500円から上は売り上がりというスタンスでいいのではないかと思う。

引き続き28,000円~28,500円を中心とした保ち合いが続くと見て良いと思う。上下抜ければ500円程度の動きはみられるのだと思うが、大暴落となるとか、大暴騰するということでもないだろう。クリスマスや年末の休暇を控えての持高調整が中心で空売り次第で上値も決まることになるのだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。