庭付き一戸建ての注文住宅を建てたい!おしゃれな家を建てるコツや注意点
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庭付き一戸建ての注文住宅を建てたいという人は多いですが、最近では庭でバーベキューをしたりテントを張ったりして、ゆっくりと庭で過ごしたいという需要が増えています。しかし、よく考えないで庭づくりをしてしまうと、暗くて手入れの行き届かない庭になってしまうこともあるので、気をつけないといけません。ここではおしゃれな庭付き一戸建ての家を建てるコツや注意点について紹介していきます。

目次

  1. 庭付き一戸建てを建てるなら土地探しにこだわる
    1. 土地探しの際の注意点
  2. 庭付き一戸建てを満足させるコツ
    1. 1.どうやって使いたいか、家族で話し合う
    2. 2.参考になりそうな事例を探す
    3. 予算オーバーになりそうだったら
  3. 庭づくりで気をつけること
    1. 1.手入れについても考えておく
    2. 2.業者選びに気をつける
    3. 3.外からの視線についても考える
  4. まとめ

庭付き一戸建てを建てるなら土地探しにこだわる

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庭付き一戸建てを建てるなら、土地探しが重要になってきます。

土地によっては狭いスペースの庭しか取れなかったり、日当たりが悪かったりと庭を作るのに向いてない土地もあるからです。まず、土地探しの際の注意点から解説します。

土地探しの際の注意点

土地探しの注意点がいくつかあります。第一に希望の家の大きさや駐車場の面積を考えておいてください。

気をつける点は、家の周りや門の周辺部分の面積も考え、希望の大きさの庭が取れる土地を探すという点です。建蔽率や容積率によっては、庭の面積がほとんど取れない場合もあります。

また、庭はできれば日当たりがいい場所を確保したいものです。日当たりがよければ、芝や木、植物、花なども元気に育ちます。

ただし、接する道路によっては日当たりがいい部分があまり取れない場合もあります。一般的には敷地の北側に道路がある土地が庭付き一戸建てに一番向いているといわれることが多いです。

しかし、土地の形、隣の家の窓の場所や境界までの距離など、さまざまな条件があるので、気になった土地は周辺の環境をチェックするようにしましょう。

庭付き一戸建てを満足させるコツ

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庭付き一戸建てを理想の空間にするためには、あらかじめ外構(庭、植栽、堀、門などの建物まわりのこと)のプランをしっかりたてるようにしましょう。

綿密な計画なしで庭づくりを進めてしまうと、どうしても庭全体の統一感が取れずにちぐはぐした印象になってしまいます。

そのため、最初に外構や植栽についてしっかり考えることが成功の秘訣です。できれば、業者と打ち合わせる前に次の流れで庭づくりについて考えて決めておきましょう。

業者と打ち合わせる前に対応しておくこと
1.どうやって使いたいか、家族で話し合う
2.参考になりそうな事例を探す

1.どうやって使いたいか、家族で話し合う

まず、どのように庭を使いたいかという点を考えていきましょう。

ビニールプールで遊びたい、バーベキューをしたい、花や野菜を育てたいなど、家族のそれぞれのアイデアを挙げてみてください。

使い方が決まると、地面部分の素材をどうするかについて、具体的に考えることが可能になります。

例えば、土のままにするか、芝生にするか、敷き詰める素材(砂利やレンガ、枕木、ウッドチップ、コンクリートなど)について考えることもできます。

また、庭の使い方などが決まっていると、ウッドデッキを作ったり外につけるコンセントや水道の位置を決めたりするなど、注文住宅の間取りを考える際にも役に立ちます。

2.参考になりそうな事例を探す

庭を作りたいという漠然な希望はあっても、どういったプランにするかまで想像するのは難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

希望のイメージを形にするのには、参考になりそうな事例を探すのが一番です。エクステリアの雑誌やWebサイトにはおしゃれな事例がたくさん載っています。

なかには、予算などが書いてあるものもあるので参考にしてみるといいでしょう。これは外構業者との打ち合わせの際にイメージを伝えるのに役立ちます。

全体的なイメージに合うものがなくても、地面の素材、植栽、花壇など、一部分だけでもいいので、気に入った写真や画像は保存しておくようにしてください。

ある程度希望が伝われば、外構業者がプランにまとめてくれます。

予算オーバーになりそうだったら

注文住宅を建てる際、どうしても外構工事より建物本体のほうを優先して考えてしまいます。

もし予算オーバーになり外構工事が後回しになりそうな場合には、外構工事のうち塀や門だけ建物の完成に合わせて作り、その後は少しずつ外構を進めていくやり方もあります。

ただし、自分でやるにせよ、あらかじめしっかり外構のプランは立てておくようにしましょう。

気をつけたいのは、外構工事を後回しにしたことで、ずるずると手をつけないままになってしまい、せっかくのお庭が荒れ放題になってしまうというケースです。

何もしないと、雑草が伸び放題になったり、雨が降ると土の部分がドロドロになったりすることもあるので、最低限はやっておくことをおすすめします。

庭づくりで気をつけること

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注文住宅を建てる際には、部屋の間取りの打ち合わせでもかなりの労力で、どうしても庭の打ち合わせは後回しになってしまいがちです。

また、庭にだけ目がいってしまいますが、他にも考えておきたい点がいくつかあります。次からは庭づくりで気をつけることについて説明していきます。

庭づくりのポイント
1.手入れについても考えておく
2.業者選びに気をつける
3.外からの視線についても考える

1.手入れについても考えておく

庭はできたら完成というわけではなく、長くいい状態を保つには手入れが必要になります。

手入れがされていない庭は荒れていき、そのうちに庭に出るのも億劫になり、害虫が発生することもあります。

しかし、庭の手入れは意外と面倒なもので、雑草を抜いたり落ち葉を拾ったり、植物や花を育てる際には小まめに水やりもしなければなりません。

広い庭や背の高い木など、自分で手入れをするのが難しい場合は、植木屋さんにお願いしないといけない可能性もあります。

手入れが面倒な場合は地面に砂利やウッドチップを敷いたり、部分的にコンクリートや石のプレートを敷いたりする方法もあります。

また、芝生にもさまざまな種類があるので、手入れが楽なものを選ぶようにしましょう。他に庭に植える木も手入れがしやすいものや虫がつきにくく、虫に強いものもあるので候補としておすすめします。

手入れが行き届いている庭はきれいで、家の中から見ても明るく見え、安らぎの空間になるでしょう。

2.業者選びに気をつける

外構業者はハウスメーカーに依頼したり紹介してもらったりすることもできますし、自分で見つけてくることもできます。

ハウスメーカーから紹介してもらう場合は多少高くなりますが打ち合わせがスムーズになり楽です。

一方、自分で見つけてくる場合は、値段は多少安くなる一方で、自分が間に入って、調整する手間が発生します。

自分で探す場合には、できれば地元の外構業者を探すようにしましょう。まず、気になった業者のホームページを見たりカタログを取り寄せたりして、実例をチェックしてみましょう。

それぞれの外構業者で、得意な外構のタイプやプランがあります。できれば、複数の業者から相見積もりを取って、プランや値段を比較してください。

3.外からの視線についても考える

庭付き一戸建てを建てる際には、外からの視線についても考える必要があります。

接地している道路によっては、道路や隣の家の部屋などから庭が丸見えになってしまったりすることもあるからです。

植栽や塀などがあれば、ある程度外から見えなくすることも可能なので、土地探しの際に確認して考えておくようにしましょう。

外構を後回しにする場合にでも、外からの視線を遮る植栽などは先に植えておいたほうがいい場合もあります。

まとめ

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庭付き一戸建ての注文住宅を建てる際のコツや注意点についてお話をしてきました。せっかく注文住宅を建てるのですから、庭もおしゃれに、居心地のいい空間にしたいものです。

外構の完成予想図だけではなく、どんな使い方をするか、将来的にどんな植栽になっていくかまでイメージできたらベストです。

(提供:タツマガ

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