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東京駅から7km圏という恵まれた千住大橋再開発に注目
千住大橋駅は、東京駅から7km圏という恵まれた立地でありながらも、同じ足立区に位置する北千住駅や荒川区の南千住駅と比べて、これまでは東京都内でもあまり知られていない駅です。千住大橋駅は、京成電鉄本線の駅であり、足立区千住橋戸町に立地しています。千住大橋駅から東京駅までは、日暮里駅での乗り換え時間を除き、15分ほどの所要時間です。
そんな千住大橋駅の周辺ですが、千住大橋駅の南側、駅前から隅田川までのエリアが再開発によって変貌をとげており、今注目されています。千住大橋駅周辺における投資のねらい目とともに、見ていきましょう。
大規模工場跡地の再開発これまでの経緯
千住大橋駅周辺の再開発は、千住大橋駅前の株式会社ニッピ、株式会社リーガルコーポレーションの工場跡地の土地利用の転換を機に実施されています。UR都市機構とニッピが開発主体となり、足立区との協議のもと進められている事業です。
2006年に足立区とUR、ニッピ、リーガルコーポレーションの間でまちづくりに関する基本協定が締結され、2007年には、工業地域から第一種住居地域や第二種住居地域、近隣商業地域などに用途地域が変更されています。容積率は300%に緩和されたことから、隅田川沿いの再開発エリアには、高層タワーマンションの建設も可能となりました。工場の跡地であることを踏まえて、再開発にあたっては土壌の浄化工事も行われています。
この大規模工場跡地の再開発エリアは「ポンテグランデTOKYO」と名付けられ、商業、住居、事業、医療といった施設からなる複合開発として、A~Jの街区に分けられて進められています。
2014年4月には、駅前のA街区に旗艦施設となるショッピングモール「ポンテポルタ千住」がオープンしました。「ポンテポルタ千住」は、三菱地所がニッピと事業用定期借地契約を結び、三菱地所の関連会社が運営を行なっています。ヤマダ電機やスーパーマーケットのライフを中核店舗とし、医療モールを含めて46店舗が出店しています。足立区内を始めとして、荒川区からの来場が見込め、千住エリアでも集客が期待される施設です。
2010年に完成したJ街区のニッピ本社ビル横には、2012年4月に千住大橋さくら公園が設けられています。足立区立の保育園、フットサルコートなども立地しています。
千住大橋駅周辺の交通アクセスの向上と千住隅田川テラスの整備
再開発では、車でのアクセスの利便性の向上も図られています。千住大橋駅の駅前が整備され、2014年2月に交通広場が設けられました。再開発エリアである「ポンテグランデTOKYO」内には、日光街道(国道4号線)へとつながる足立区画街路11号線が整備され、かつら並木通り、エリア内のかつら並木ニッピ通りと愛称がつけられています。
隅田川沿いは、東京都が推進するスーパー堤防が、「千住隅田川テラス」として整備される計画があります。整備が完了すると、堤防沿いは舗装や緑化によって、水や自然と親しめる憩いの場となる予定です。