この記事は2022年4月6日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年4月6日(水)の午前10時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年5月5日(火)の為替市場では、まずアジア市場で、RBAが忍耐強くとの文言を削った(remove the word patient from its post meeting statement)ことで、6月の利上げ期待が再び高まり、豪ドル/米ドルが0.76ドル台に急騰。豪ドル/円は93円台を回復し続伸。

同日のNY市場ではブレイナードFRB理事が「9兆ドル規模のバランスシートについて、5月にも『急速なペースで』縮小を開始する」とタカ派なコメントをしたことから米金利高、ドル高、株安へ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円が123円台後半に続伸。NY市場では米ドル/円が急進したことで、豪ドル/円は一時94円台を回復。豪ドル/円は年初来高値の94.31円に再び迫っている。

RBAがタカ派で豪ドル/米ドルが続伸。FRBがタカ派なスタンスで米ドル/円が上昇。豪ドル/円=豪ドル/米ドル×米ドル/円なので、豪ドル/円の上値余地は拡大したまま。よって豪ドル/円のロング継続で臨みたい。

▽豪ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。