日経平均 | 2万6,985.8円 △97.23円 |
為替 | 1ドル=123.66円 |
売買高(東証一部、以下同) | 13億1,216万株 |
売買代金 | 3兆1,280億1,200万円 |
値上り銘柄数 | 959銘柄 |
値下り銘柄数 | 824銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 105.46% |
市況概況
週末の手仕舞いの売り買いで小動き
米国株が堅調となったことやオプションSQ(特別清算指数)に絡む売り買い、そして昨日の大幅下落の反動から買い先行となった。
寄り付きから2万7,000円を超えて始まったが、それが一巡すると手仕舞い売りに押されるものが多くなり、冴えない展開となった。
あっさりと2万7,000円を割り込んで、上げ幅縮小となった後は、再度売り直された。昨日(2022年4月7日)の終値を下回っての推移となった。
昼の時間帯には買い戻しが見られ、指数を押し上げる動きに。後場に入ると案外値持ちがいい展開となった。
しかし、戻りかけて昨日の終値は上回るものの、2万7,000円につっかけるような動きは見られず、指数は小動き。最後は買戻しが入り、後場の高値での引けとなったが、2万7,000円には届かず。上値が重い終わりとなった。
小型銘柄は手仕舞いの売り買いが交錯となって堅調なものがみられた。ただ、相場全体に買われるということでもなく、東証マザーズ指数は小動きだった。
先物はまとまった売り買いが少なく、週末の持ち高調整の売り買いやヘッジの売り買いがみられるだけという感じだった。
相変わらず、買い材料が見当たらないものの、株式市場から資金が一気に流出するような感じはない。「何か買えるものはないか」と探すような感じは見られるが、テーマも配当取りの動きも材料はなく、指数が小動きだった。買い気に乏しい展開といえるだろうが、当面は戻れば売りという感じだと思う。
テクニカル分析
日経平均
雲の中で25日移動平均線にサポートされている。ここから反発しても75日移動平均線に上値を押さえられるのだろうし、割り込むと一気に下値を試すことになるだろう。
あれやこれやと一言
案外、下げ渋り、値持ちがいい展開だったという印象。しかし、それだけ売れるものもないということだろう。今回の急騰で踏みあげられた向きは多いのだろうし、その前の下落で塩漬けになったものが解消されたということでもないのだろう。
なかなか動きが取れないということで買い気に乏しい展開になっているようだ。塩漬け銘柄をぶん投げて、違う銘柄に乗り換えるにも、市場のテーマはない。かといって、好業績が期待される銘柄も地味な銘柄が多く、慌てて買うということでもない。買える銘柄が見当たらないのだろう。
配当を取った後の手仕舞い売りはまだまだ多いのだろう。再び、買い直すには、目先的には下げ足りないということ。売るに売れず、売る人はすでに売ってしまい、改めて空売りにするには下がってしまって売り難く、かといって買える水準ではない、という感じ。
ここから悪材料がでて、大きく下げれば買えるものもでてくるだろうし、好材料がでて上がり始めれば買い直されるということになりそうだ。まずは日経平均が25日移動平均線を下回るのか、75日移動平均線を上回るのかで悪材料も好材料も出てくるだろう。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。