この記事は2022年6月1日に「月刊暗号資産」で公開された「Gaudiy、KDDIやSBIらから25億円を調達 Web3.0やメタバース事業に注力へ」を一部編集し、転載したものです。
ブロックチェーンを活用したファンエコノミー事業を行う株式会社Gaudiy(ガウディ)は1日、シリーズBの調達ラウンドにおいて、25億円の資金調達を行ったと発表した。既存投資家のSTRIVEやJAFCOに加え、SBIインベストメント、KDDI、バンダイナムコエンターテインメントの3社を新たな引受先としている。
今回のラウンドにより、累計調達額は28億円となった。調達資金をもとに、国内外での人材採用や本格的なグローバル展開、コミュニティサービスの拡充、Web3.0およびメタバース事業の開発に注力していくという。
なお、今夏には2ndクローズでの追加調達を予定していると説明した。
Gaudiyは「ファンと共に、時代を進める。」をミッションとして掲げ、Web3.0のファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink(ガウディ ファンリンク)」を提供している。
同プラットフォームを通じて提供されるコミュニティサービスでは、IP(知的財産権)が公式に認められた場において、ファンが安心して主体的に活動できるという特徴があると同社は説明。ブロックチェーンを活用したNFT(非代替性トークン)を利用し、IPに紐づく横断的なファンの活動データを記録・蓄積することで、ファンの熱量が正しく評価・還元されるエコシステムを構築している。
これまでに、ソニー・ミュージックエンタテインメントや、集英社、バンダイナムコエンターテインメントなど、著名なIPを有するエンターテインメント企業がGaudiy Fanlinkを導入しているようだ。
GaudiyはWeb3.0について、各国政府が国として取り組む姿勢を表明していることや、参入する人材が急増しているなど、一大ムーブメントが起きていると指摘する。
さらに、「日本が誇る一大産業であるエンタメコンテンツは、キャラクターのメディアミックス総収益世界ランキングTOP25のうち、10を占めるなど、絶大な人気を誇っています」と述べ、Web3.0における日本の優位性についても語った。
今後について、「Web3という『次世代のインターネット』と日本の『地の利』が活きるエンタメ領域を掛け合わせることで、グローバル市場に注力していきます」と抱負を語った。(提供:月刊暗号資産)