目次
大きなリターンが期待できる「未上場株」に投資できる機会は、これまで機関投資家やプライベートバンクを通じて大きなロット(最低1億円以上など)を動かせる超富裕層に限定されていました。しかし近年、株式投資型クラウドファンディングの普及によって、未上場株への投資は、一般の個人投資家にも身近な存在になってきました。
海外ではリターン900%の事例もある株式投資型クラウドファンディング。今回は、株式投資型クラウドファンディングで資金調達に挑む「ヴァズ株式会社」(代表・舟田善)を紹介します。
※本案件の申込開始は8月29日(月)18時からです。
第2回 募集にあたってのメッセージ
人は自分で料理をするようになると「教えたい」「記録したい」「新しい料理に出会いたい」、そして「喜んでもらえたらうれしい」という気持ちが生まれてきます。国内最大規模の料理SNSである「スナップディッシュ」には、料理に関心のある多くのユーザーが集まっています。
自分の料理体験を共有することで、コミュニケーションを楽しみ、次の料理を作るモチベーションにすることができます。また、料理の友だちを作り、食品メーカーともつながっていくことが「人生の楽しみ」になっているユーザーも多くいます。
ウィズコロナの中でこれまでとは違った生活様式となる中、「スナップディッシュ」では世界中の食卓と食卓がつながり合い、これまでにない料理体験を楽しめるサービスを提供することで、料理をする人たちの心と人生がより豊かになる新しい価値を創造していきます。今回のクラウドファンディングをきっかけに、さらに多くの方々に興味を持っていただければ幸いです。
成長軌道に乗り始めたファンマーケティング事業をさらに伸長させるべく、引き続き投資をしていきたいと考えています。また、新規事業となる会員向け通販事業(ファンマーケット事業)についても、第2の成長エンジンとなるよう継続的に開発をしていきたいと考えています。今回は、さらに事業を強化し、成長を加速させて行くための2回目の募集となります。
「これからの世界で必要とされる全く新しい事業を創造していきたい」という私たちの思いを応援していただき、その実現に是非ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
ヴァズ株式会社
代表取締役 舟田善
前回からの進捗状況
前回のクラウドファンディングでは上限募集額の8,000万円を達成。この資金は営業体制の強化や会員向け通販事業の新規開発のために活用しました。これによって新たな顧客の獲得に成功し、ファンマーケティング事業を成長軌道に乗せたことにより、コロナ禍の厳しい状況下ではありますが、今期上半期においては前期と同等以上の売上を達成しています。
2020年8月に実施したクラウドファンディングでは、上限募集額の8,000万円という多額の資金を集めることができました。これだけの支持を得られた主な理由は、「スナップディッシュ」が競合相手のいないSNSを軸としたマーケティングプラットフォームであることやメーカーのファンマーケティングへの関心が高まっていること、「スナップディッシュ」のファンマーケティングを活用するメーカーの事例が増えていることなどが考えられます。
大平きのこ研究所の事例
2021年9月に大平きのこ研究所が一般向けの発売を開始した黒舞茸「真」について、同年11月から「スナップディッシュ」を活用したファンマーケティング事業を実施。モニターを募集して商品を送り、調理した画像を投稿してもらったり、モニターアンケートを行ったりするだけでなく、そこで集まった感想やコメントを店頭リーフレットやPOPに二次利用し、販促に活用していただくことで営業促進に繋げています。
ファンマーケティングは、ファン(リピーターやロイヤルカスタマー)を育成することによって顧客1人当たりのLTV(注1)を高めることはもちろん、ファンの力によってオンラインだけでなく実店舗や営業現場のマーケティング課題を解決しメーカーの収益力向上に繋がります。
そのため、人口減少社会や低成長社会でも持続的な成長が可能なビジネスモデルであると言えるでしょう。
(注1)LTV:Life Time Valueの略。「顧客生涯価値」と呼ばれ、ある顧客が一生のうちに自社製品をどれだけ購入し、どれくらいの利益をもたらしてくれるかを示す指標
ファンマーケティング事業を成長軌道に
前回、支援いただいた資金は、主に以下のことに使用いたしました。
① 営業体制の強化
コロナ禍によるマイナスの影響を大きく受けつつも、ファンマーケティングの年間契約向けソリューション「ファンコミュニティプラン」の開発や営業人員の強化をしたことにより、新たな顧客獲得に成功。
② 会員向け通販事業(ファンマーケット事業)の新規開発
新たな収益の柱として、「スナップディッシュ」の会員資産を活用した新しいビジネスモデルの構築に挑戦中。
今期上半期では前期売上と同等以上の売上を達成し、ファンマーケティング事業を成長軌道に乗せることができました。
また、ヴァズ株式会社は上場の準備を進めており、社内体制や会計処理、計数計画の立案過程においても前回のクラウドファンディング実施時よりも慎重かつ精緻になっています。
ヴァズ株式会社について
ヴァズ株式会社では、国内最大規模の料理写真共有サービス「スナップディッシュ」を展開しています。自分の料理写真を投稿し、料理体験やレシピを共有できるだけでなく、食材の提供・販売やさまざまな体験イベントの実施などにより、料理を単なる“作業”から自分や周りが“うれしくなる体験”に変えていくことを目指しています。
スナップディッシュ-食卓体験プラットフォームとは? from SnapDish運営スタッフ on Vimeo.
ヴァズ株式会社は「世界中の食卓と食卓、人と人がつながり、料理がうれしくなる体験」を提供するソーシャルクッキングサービス「スナップディッシュ」を展開しています。
「スナップディッシュ」では、自分の料理写真を加工して日記やレシピ帳にしたり、食卓のストーリーをシェアしたりすることができます。料理に関心のあるみんなの料理写真から献立のアイデアを見つけ、料理好きな人たちとのコミュニケーションを楽しむことができる国内最大規模の料理写真共有サービスです。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響などによって、多くの人が自宅で過ごす時間が長くなり、料理をする人も増えました。ヴァズ株式会社では「スナップディッシュ」を通じて料理写真やレシピを共有するだけでなく、食材の提供・販売や料理を中心としたコミュニティの創造、さまざまな体験イベントの実施などにより、料理を単なる“作業”ではなく、自分や周りが“うれしくなる体験”に変えていくことを目指しています。
ヴァズ株式会社が向き合う社会課題
料理をするうれしさや楽しさを共感し、モチベーションアップに繋げたいという願いを込めて立ち上げた「スナップディッシュ」は、アプリのダウンロード数230万超、投稿画像総数約1,800万枚と大きく成長を遂げ、食品・飲料メーカーや家電メーカー、日用品メーカーとユーザーを繋ぐ独自のビジネスモデルを確立させました。将来的な人口減少が予測される中、「スナップディッシュ」を通じてメーカーや商品の「コアファン」を増やす活動を目指していきます。
メーカーと「コアファン」の架け橋に
サービス開始から11年が経過し、今ではアプリのダウンロード数は230万超、投稿された料理画像の総数はおよそ1,800万枚と、「スナップディッシュ」は大きく成長を遂げてきました。
また、食品・飲料メーカーや家電メーカー、日用品メーカーとユーザーを繋ぎ、「ポイントや金銭に頼らない、自然なファン育成」をサポートする独自のビジネスモデルを確立してきました。
しかし、内閣府(※)によると、2053年には日本の総人口が1億人を下回ると予測されています。人口が減少すると、各メーカーの商品もそれだけ売上が落ちる可能性があり、存続の危機にも繋がりかねません。
※内閣府「令和4年版 少子化社会対策白書 全体版」
一方で、各メーカーの商品の売上は、商品の「コアファン」と呼ばれる熱心なファンが支えているというデータもあります。ビジネスの世界で有名な「パレートの法則」に当てはめると、20%のコアファンが売上の80%を生み出しています。某飲料メーカーの調査では、顧客のうち、最も熱量の高い8%の「コアファン」が46%の売上を創出しており、37%を占める「ファン」を加えると、実に売上全体の90%に達するそうです。
こうしたデータを踏まえると、「スナップディッシュ」を通じてメーカーとユーザーを繋ぎ、コアファンを増やしていくことができれば、人口減少に伴う課題を解決できると考えています。
料理の楽しさを共有できるコンテンツを
料理をする人は世の中に大勢います。その方たちは、料理を作って食べて終わりではなく、料理を通じて体験したことを誰かと共有して楽しみたいという気持ちを少なからず持っています。
たとえば上手に作れた料理があれば、それを記録して残しておきたい、誰かに教えてあげたいという気持ちがあります。また、情報を共有して他の方に喜んでほしい、新しい料理に出会いたいという想いを持っている方もいます。
そういったニーズがありながら、それに応えられる場がない。料理の写真を撮影して記録し、共有できる場があると、料理をする多くの方たちが料理をするうれしさや楽しさを感じ、モチベーションが沸いてくるのではないか ―― そういった願いを込めて、2011年5月に「スナップディッシュ」を立ち上げました。
ビジネスモデル
料理画像を投稿し、ユーザー同士が活発なコミュニケーションを行う「スナップディッシュ」は、食品・飲料メーカーが商品モニターやキャンペーンなどを通じて自社商品を消費者に体験してもらい、商品やブランドの「ファン化」を促進する「ファンマーケティング」に活用されています。また、地方の中小メーカーが開発した商品をユーザーに販売し、その商品のファンを増やす「ファンマーケット事業」も展開しています。
食卓体験を共有する「スナップディッシュ」
「スナップディッシュ」は、料理に特化した写真共有サービスで、これまでに1,800万枚を超える料理写真が投稿されています。投稿された料理写真には“いいね”や“コメント”がつくなど活発なコミュニケーションがなされ、メインユーザーの子育て中の女性などが料理写真の投稿による食卓体験の共有やアイデア交換、記録、交流などを楽しんでいます。
最大の特徴は、撮影した料理画像をAIが点数判定してくれる「料理カメラ®」(商標登録第5590741号)を搭載していることです。色合いや明るさ、構図など“SNS映え”する料理写真を誰でも簡単に撮影できるので、ユーザー同士が料理の魅力をより伝えやすくなり、より一層、料理を楽しむことができるようになります。
また、2022年4月には、ユーザーの好みの料理写真をAIがサジェストする「For You(フォー・ユー)」機能を新たに搭載。ユーザーの行動によってユーザーごとの料理の好みをAIが学習しておすすめすることで、自分では探しきれなかった新たな料理を発見したり、料理のマンネリ解消や毎日の献立を考える手間を減らしたりすることに役立ちます。
ファンマーケティング事業 × ファンマーケット事業
「スナップディッシュ」は普段は見ることの出来ない家庭どうしの食卓と食卓がつながる場となっているため、「食卓エンゲージメントプラットフォーム」として、食品・飲料メーカーなどへの「ファンマーケティング事業」に活用されています。
また、地方の中小メーカーが開発したおすすめの商品を「スナップディッシュ」上で紹介し、ユーザーさんに購入していただく「ファンマーケット事業」を展開し、その商品のファンになるきっかけを提供しています。
企業の新たなマーケティングプラットフォームとなる「ファンマーケティング事業」
多くの料理アプリの主なビジネスモデルはメディアと広告でした。ニュースやレシピの記事を数多く配信してインプレッションを獲得し、そのページに掲載する広告を集め、スポンサーからの広告料で収益をあげるというビジネスモデルです。
食品業界のマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、地上波テレビ)の広告費は2016年の2,801億円から5年連続で減少しており、2021年も前年比98.1%の2,198億円(※)となっています。
※電通「2021年 業種別広告費(マスコミ四媒体別広告費)内訳」
一方で媒体別の広告費を見ると、インターネット広告費が徐々に増加しています。2021年にはインターネット広告費(2兆7,052億円)がマスコミ4媒体の広告費(2兆4,538億円)を初めて上回りました(※)。
※電通「2021年 日本の広告費」
ヴァズ株式会社では、「広告モデル」を採用してきた従来のメディアとは異なる「ファンマーケティング」という新たなビジネスモデルを構築しています。
「スナップディッシュ」では、料理が好きなユーザー同士がアプリ上でつながり、関係性の強いコミュニティを生成しています。ユーザーの多くは子どもを持つ30~40代の女性で、「スナップディッシュ」で自分が作った料理をシェアしたり、他の人が作った料理を閲覧してコメントしたりすることで、料理に関心のある人どうしの交流を楽しんでいます。
食品・飲料メーカーは、「スナップディッシュ」を活用した商品モニターやキャンペーンなどを通じ、自社の商品を消費者にオンラインで、あるいはリアルに体験してもらうことができます。こうした取り組みによってユーザーと商品とのエンゲージメントを高め、商品やブランドの「ファン化」を促進します。
つまり、メーカーは「スナップディッシュ」というアプリを「商品体験を共有する場」として活用することで、長期にわたってそのメーカーの製品を購入してくれる「ファン=LTVの高い顧客」を育成・獲得することができるのです。また、ファンの力を活用して以下の様々なマーケティング課題を解決することができます。
●ファンマーケティングのメリット
・LTVを最大化できる
・推し活(クチコミによる家族や友人への推薦)をしてくれる
・ネット上での話題作りをしてくれる
・トレンドの予測ができる
・リピーター・ファン化の分析ができる
・傾聴による商品開発、マーケティング戦略立案ができる
・営業活動、販促物の制作、営業資料の作成などに活用できる
・広報・PRで活用できる
食品・飲料や生活家電製品、生活用品を提供するメーカーは「スナップディッシュ」を以下のような形で活用し、マーケティング課題を解決しています。
【活用例】
1.商品体験をアプリ上で共有し、確かめ合う「食卓体験投稿プラットフォーム」
2.商品の特徴を体験して語り合う「双方向型体験イベント」
3.商品を長期的に利用し、特徴を徹底的に体験しつくす「体験継続プログラム」
4.生活者の食卓・会話を可視化しインサイトを商品開発に活用できる「商品開発サポート」
5.体験を動画でリッチコンテンツ化し、発信・ストックする「体験コンテンツ化」
6.生活者起点のファクトを世の中に広く発信する「PRファクト構築・発信」
また、企業は「スナップディッシュ」上で得たマーケティング上の知見を店頭やECなどでも展開することで、消費者のさらなる「ファン化」に活用することができます。
このように「スナップディッシュ」はメーカーにとって非常に魅力的なマーケティングプラットフォームとなっているのです。
消費者が「ファンになる体験」を販売する「ファンマーケット事業」
もうひとつの軸になるのが「ファンマーケット事業」です。当社と食品開発メーカーや一次産業の生産者の方が連携して商品を開発し、それを「スナップディッシュ」のユーザーに販売します。
「ファンマーケティング事業」が食品メーカーや飲料メーカーから料金をいただくビジネスモデルであるのに対して、「ファンマーケット事業」はユーザーに対して「ファンになる体験」を販売するビジネスモデルです。
2022年4月にはサブスクリプション型の定期便サービス「食卓を紡ぐおたより便」がスタートしました。これは「スナップディッシュ」の編集長が厳選した食品や調味料を定期便として購入者に届け、「スナップディッシュ」上での体験共有と交流を促進するサービスです。
コロナ禍などの影響で今なお人々の活動が制限される中、新しい「体験」と「商品購入の形」を創出。すでに多くの料理画像の投稿がなされ、新たなコミュニケーションの輪が生まれています。
ファンマーケティング事業はコロナ禍の中でも成功事例を着実に積み上げており、参加企業数も増加しています。今期上半期では前期と同等の売上見込みを達成しており、事業を成長軌道に乗せることができています。
ファンマーケット事業はPDCAのサイクルを回しながら継続的にブラッシュアップを続けている状況ですが、サブスクリプション型サービスの導入によって今後は売上を伸ばしていけると想定しています。
競争優位性
10年以上にわたって料理画像が日々、投稿されている「スナップディッシュ」には食卓のビッグデータや生活者個人のファンデータが蓄積されており、それらをメーカーのマーケティングに活用することができます。また、「ファンマーケティング事業」と「ファンマーケット事業」を活用することが顧客の定着に繋がります。
消費者の態度変容を促し、継続的な購入を後押し
(※)当社調査より(2018年6月29日~7月2日、インターネット調査、当社ユーザー278名) 一般層のデータは各クライアントの認知・購買経験・年間購買量のデータより平均を算出
「スナップディッシュ」では、コロナ禍以前から強固なコミュニティが形成されていました。ユーザー同士の強いつながりは「スナップディッシュ」への信頼を生み出しています。その結果、「スナップディッシュ」で施策を実施した食品メーカーや飲料メーカーの商品に関して「その後にその商品を購入した」というユーザーの割合は37.5%にのぼっています。
また、年間購買量の比較においては一般層の3倍以上と、その後の継続的な購入を後押ししています。このように、当社のユーザーは「スナップディッシュ」を通じた態度変容を起こしていることが分かります。
広告ではなく、ファンマーケティングによって起こされた行動変容の場合、製品に対するユーザーの定着率が非常に高く、一度利用した商品・ブランドを繰り返し使用していただける傾向があります。
「ファンマーケティング事業」×「ファンマーケット事業」というビジネスモデル
ヴァズ株式会社は、これまでに体験キットの販売やオンラインでの工場見学など、自宅で非日常体験を味わうことができるサービスを実施してきました。
こうしたサービスは今後もニーズが増えていくことが予想されます。既存の「メディア」×「広告」というビジネスモデルではなく、「ファンマーケティング事業」×「ファンマーケット事業」によって顧客を定着できることこそがヴァズ株式会社の最大の強みです。
食卓のビッグデータ、生活者個人のファンデータを保有
DL数230万超を誇る「スナップディッシュ」には料理に関心のある一般の生活者が集まっており、そこではごく日常の食卓体験が共有されています。
つまり、日々、利用者自身が料理コンテンツを生み出し続ける仕組みが整っており、食卓のビッグデータと併せて生活者個人のファンデータを保有していることが強みです。
そして、こうした様々なデータをマーケティングに活用する取り組みも進んでいます。
成長ストーリー
食品の広告やECに大きな市場があること、自宅で料理をする傾向が継続していることを受け、「スナップディッシュ」を通じた新たな市場開拓を目指しています。サービスの改善強化やメーカーの新たなニーズへの対応、受注体制の整備に加え、通販商品の開発や海外進出などにも着手し、さらなる伸長を目指していきます。
新たな市場を開拓
食品の広告市場は約2,500億円(※1)、食品のEC市場は約1.7兆円の市場規模(※2)があります。
※1.電通「2019年 日本の広告費」
※2.経済産業省「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)
また、新型コロナウイルス感染症の影響により、家庭で料理を作る機会は大きく増えました。今はウィズコロナが進みつつある状況ですが、株式会社クロス・マーケティングの調査によると、自宅で料理をする機会について、コロナ拡大前に比べて「増えた」と回答した割合は30.2%と、自宅で料理をする傾向は継続していると思われます。
※株式会社クロス・マーケティング「2022年1月 新型コロナウイルス生活影響度調査(食生活編)」
また、従来型のスーパーマーケットでの試食や工場見学などのマーケティング施策に代わる新しい市場が開かれる可能性もあります。ヴァズ株式会社は、「スナップディッシュ」というプラットフォームを武器に新たな市場を開拓していきます。
前回の増資以降、ヴァズ株式会社は様々な商材開発に挑戦し、地道に成功事例を積み重ねてきました。コロナ禍の影響で営業活動の制限や取引先のマーケティングコストの抑制があり、当初想定していた通りの売上成長は達成できていませんが、今後ウィズコロナ、アフターコロナとなり、平時の状態に戻っていくことで、事業成長を加速させていく土台作りができたと考えています。
今回の資金調達により事業をさらに伸長
今回の資金調達により、すでに成長軌道に乗り始めているファンマーケティング事業への引き続きの投資、および新規事業である会員向け通販事業(ファンマーケット事業)の継続的な開発をしていきたいと考えています。
ファンマーケティング事業は、前回の調達資金によるソリューション開発と営業体制の強化によって成長軌道に乗り始めています。基盤となる「スナップディッシュ」サービスの改善強化やメーカーからの新たなニーズへの対応、より多くの受注に備えた体制の整備によって、さらなる伸長が可能になると考えています。メーカーからのニーズが見込まれるソリューション開発による商品力の強化や受注獲得のための営業人員の強化、受注増に対応するための運用体制の強化、「スナップディッシュ」のアプリ、ウェブサイトのサービス開発に獲得資金を使用する予定です。
また、新規事業である会員向け通販事業(ファンマーケット事業)においては、引き続き通販商品の開発に使用する予定です。
和食人気を生かし海外進出も視野に
海外進出も視野に入れています。お酒や味噌などの日本の発酵食品は外国人に好評で、観光で日本を訪れた方が母国に帰った後、わざわざ取り寄せるという事例も多くあります。現在はコロナ禍で海外との往来が制限されており、外国人観光客の受け入れも回復しきっていない状況ですが、逆にオンラインでの食品工場見学などは海外でのニーズも想定されています。
また、日本食は海外でもブームとなっており、「スナップディッシュ」にも海外から利用しているユーザーが多数います。日本食を食べたい、作りたいと考える海外の方々のニーズは、日本の食材などを輸出している、あるいはしたいと考えているメーカーにとっても市場拡大のチャンスとなるため、海外でのファン育成や、それをベースとしたマーケティング支援が可能になると考えています。
事業計画
事業計画については、前回の増資時の計画から全体的に下方修正し、より保守的なものにしています。これは、コロナ禍の影響が当初の想定よりも長引いたことや、ウクライナ侵攻の発生等によって取引先の事業環境の悪化が継続した外部要因が大きく影響しています。
2020年、2021年、2022年の第1四半期は、感染症拡大による営業活動の制限や先行き不安による取引先のマーケティング費用抑制という形で大きな影響を受けています。売上成長も停滞しているため、人員規模拡充も凍結し、現在は当初想定よりも縮小した形になっています。
一方で、売上成長が停滞している中でもファンマーケティング事業の成功事例を地道に積み上げてきていること、事業環境が徐々に平時に戻りつつあることを鑑み、再度の成長を期する形で計画を整理しています。
2022年12月期においては、新型コロナウイルス感染症蔓延一服による外食部門の持ち直し、ウクライナ問題や日本を除く世界的な金利上昇による円安に端を発した原材料費・輸送費・燃料費の高騰に対する小売価格の値上げの浸透によって食品メーカーの業績が持ち直しつつあるため、ヴァズ株式会社の2022年7月以降の業績も回復基調にあります。
お客さまの声
マルコメさまからの評価
生活者のちょっとした変化や付加価値づくりにつなげていく。スナップディッシュさんには、料理感度の高い層に対して狭くても深いコミュニケーションを期待しています。実際に料理や商品について自然な共感の声を集めることができるため、その声をニュースづくりのネタにも活用しています。また、単発の施策ではなく数年単位で実施しているため、スナップディッシュさんを基軸にユーザーとの絆も生まれ、当社にとってファン形成の貴重な場になっています。具体的には、施策の実施有無で年間購買量に約3倍の差が生じるなど、定量的にも成果を得られています。本当に熱量の高いユーザーをオーガニックのアンバサダーとして、食卓の風景が少し変わるような話題や食習慣を一緒につくっていきたいです。
ブルドックソースさまからの評価
PV数や投稿数など、想定していた数値を上回ることができました。スナップディッシュの投稿コミュニケーションでは、肉、魚介様々なアレンジが見られるとともに、お店の味、それ以上との満足度でした。また「すりおろし」「つぶ」といった商品特徴に対する評価も多く、商品が紐付いた良質な生活者の声を多数作ることができました。また、記事化、SmartNews配信では、想定数値を大きく上回るパフォーマンスとなり、「商品が紐付いた生活者の声」を多くの人に届けることが出来ました。また、配信だけに終わらず、タルタルソースに入れる、フレッシュトマトと混ぜてカルパッチョのソース、魚介グラタンの仕上げにかける、など一工夫で楽しむ投稿も多く出ており、用途拡大アイディアも収集することができました。
海外ではリターン900%も! 株式投資型クラウドファンディングの魅力
株式投資型クラウドファンディングは、インターネットを通じて、少額から未上場の新規・成長企業に投資することができる仕組みです。投資家は、ひとつの会社が発行する株式につき年間50万円まで投資が可能で、投資した企業がIPO(新規上場)やM&A(合併・買収)した場合にリターンを得ることができます。
融資型や購入型などの種類があるクラウドファンディングの中で、株式投資型が特徴的なのは、非常に大きなリターンを得られる可能性があることです。
IPO投資も大きなリターンを狙える投資法として知られていますが、株式投資型クラウドファンディングは、それ以上の可能性を秘めています。株式投資型クラウドファンディングの先進国であるイギリスでは、リターンが900%(※)となった事例もあります。
※ 「英国の株式投資型クラウドファンディングー拡大の背景にある政府・業者の取り組みー」野村資本市場研究所
投資家には株主優待もあり
ヴァズ株式会社にご投資いただいた方のご支援に感謝するとともに、当社株式の魅力を高め、株主の皆様に当社事業のご理解を深めていただくことを目的といたします。
ヴァズ株式会社は本クラウドファンディングにご投資いただいた方に、保有している株数と合計した株数に応じて、ファンマーケットでの販売商品の購入代金を割り引く「クーポン券」を贈呈いたします。
・1株保有の方:500円分
・2~4株保有の方:1,000円分
・5〜8株保有の方:2,000円分
・9株以上保有の方:3,000円分
※「クーポン券」は、株主の方ご本人のみご利用いただけます。
毎年3月以降の贈呈を予定しています。
※クーポン券の有効期限は、翌年3月末日とさせていただきます。
持続可能な成長につながるマーケティング手法を提案し続ける「ヴァズ株式会社」(未上場株)への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
※株式会社ユニコーンの概要
代表取締役 最高経営責任者 兼 最高執行責任者 安田次郎
東京都新宿区新宿4‐3‐17 FORECAST 新宿SOUTH 3F
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
加入協会 日本証券業協会
※株式投資型クラウドファンディングに関する留意事項
株式投資型クラウドファンディング業務により取り扱われる有価証券は、金融商品取引所の上場有価証券等ではなく、非上場の株式であるため、取引の参考となる気配や相場は存在しません。そのため、換金性が著しく乏しく、売却したい時に売却ができない可能性や売却価格が希望する価格よりも大幅に低下する可能性があります。また、発行会社の業績または財産の状況に変化が生じた場合、当該株式の価値が消失する等、その価値が大きく失われるおそれがあります。