この記事は2022年9月27日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年9月27日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
ポンドが暴落している。マーケットの注目はポンドだろう。あまりにも売られ過ぎのため、しばらくは現状レベルを上がったり下がったりという感じになりそうだ。しかしながら、トラス英首相は「鉄の女」なので、政策を撤回することはないだろう。
よって英ポンド/米ドルはパリティ(1.0000ドル)の方向に向けて売り相場が始まるのではないだろうか。その際、2022年926日(月)の急落時もそうだが、英ポンド/円の150円付近がこれまで何度もサポートされてきたレベルのため、ここがしっかり割れてくるかを見てみたいところだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円に関しては、介入懸念もあるため、しばらくは142~143円が底となり145円が頭になるレンジ相場を想定している。
▽英ポンド/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。