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大きなリターンが期待できる「未上場株」に投資できる機会は、これまで機関投資家やプライベートバンクを通じて大きなロット(最低1億円以上など)を動かせる超富裕層に限定されていました。しかし近年、株式投資型クラウドファンディングの普及によって、未上場株への投資は、一般の個人投資家にも身近な存在になってきました。
海外ではリターン900%の事例もある株式投資型クラウドファンディング。今回は、株式投資型クラウドファンディングで資金調達に挑み、2025〜2026年のIPOを目指す「株式会社ディビイ」(代表・髙橋成典)を紹介します。
※本案件の申込開始は10月14日(金)18時からです。
第4回募集にあたって
コロナ禍の停滞を取り戻し、ようやく計画数字を達成できる状況まで回復してきました。また、上場に向けた準備はこれまでの計画に沿って進めております。
第1回目の募集から第3回目の募集にいたるまで、非常に多くの方に賛同していただきました。しかし、コロナ禍の影響もあり当社の業績は、自分たちの計画通りに進まず、投資家の皆様にご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ございません。
昨年末から今年にかけて、その停滞を取り戻すべく尽力し、ようやく計画数字を達成できる状況まで辿り着く事ができました。 これから先は盤石の体制を整え、皆さまから受けたご支援に報いることが出来るよう、より一層経営に励んで参る所存です。
お陰様で「rodanius for Pharma」の開発も進み、この10月14日にクラウド版「QCDox」をリリースいたします。9月より開始した営業活動では、多くの企業様から資料送付やデモンストレーションの依頼を頂いております。
このような反響を頂いている状況で事業をより加速すべく、4回目のクラウドファンディングを実施することに致しました。
なお、クラウドファンディングによる資金調達は今回で最後とさせて頂く予定です。既にご出資頂いております方々には、上限までの追加のご応募を、また弊社事業にご興味がおありの方々には是非ともご応募を頂けますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
株式会社ディビイ
代表取締役 髙橋成典
前回からの進捗状況
これまでにクラウドファンディングで調達した資金は「rodanius for Pharma」の開発資金や人件費などに活用されました。そして、この10月14日に同製品のクラウド版となる「QCDox」がリリースされます。「QCDox」はサービス開始前にも関わらず、すでに多くの問い合わせや資料送付を依頼されています。
2020年10月に上限募集額となる8,000万円、2021年2月に1,990万円、2021年12月に3,870万円を調達し、総募集額1億3,860万円の資金調達に成功しています。調達した資金は、当初の計画どおり追加開発資金・受託業務費用・人件費・短期借入金返済に活用されました。
大手製薬メーカーが「rodanius for Pharma」を導入
2021年11月より、国内大手製薬メーカーであるアステラス製薬株式会社にて「rodanius for Pharma」の利用が開始され、主に文書間のQuality Controlチェック等で活用されています。
「rodanius for Pharma」は、解析困難とされる非構造データ「日本語文書」の間違い判定を高精度で行える「齟齬探知」ソリューションとして信頼されています。
また、田辺三菱製薬株式会社など4社でPoC(※注)までが完了した状況です。他にも複数の新規製薬メーカーから追加オファーがあり、事業拡大の傾向が続いています。
(※注)実証実験(PoC):アイデアの実現可能性を示すためのデモンストレーション
クラウド版「QCDox」の開発・リリース
2022年10月14日に「QCDox」のサービス提供が開始されます。
顧客トレンドの変化として、当初は大手製薬メーカーからの問い合わせが中心でしたが、クラウド版の開発によって中堅製薬メーカーやOTC医薬品メーカー(※注)、ジェネリック製薬メーカーなどにもすそ野が広がり、製薬業界での文書突合ソリューションにおいてデファクトスタンダードを目指せるものと考えています。
(※注)OTC医薬品:薬局や薬店、ドラッグストアなどで、処方箋なしで購入できる医薬品。OTCは「Over The Counter(カウンター越しに)」の略
株式投資型クラウドファンディングにより調達した資金の一部は「rodanius for Pharma」のPoCに充当されました。それにより「rodanius for Pharma」に対する高評価を得られ、大手製薬会社からの引き合いも多くなっています。
また、中堅・中小の製薬会社からの需要の高まりを受けて、調達資金の一部をクラウド版の開発に充当し、2022年10月14日に「QCDox」としてサービス提供を開始することになりました。この結果、サービスの対象企業は、中堅・中小の製薬会社まで広がります。サービス開始前にも関わらず、すでに約40社の企業から資料送付やデモンストレーションを依頼されています。
将来的には製薬業界以外の化粧品・健康食品等のヘルスケア産業や自動車等の製造業、銀行・証券等の金融業など、文章突合や正誤判定などを必要とする業種への提供が可能になると考えています。既に不動産管理会社でも採用実績があり、銀行や証券会社からの引き合いがあります。
事業計画について
2022年3月期の売上高の実績は、前回のクラウドファンディング実施時に公表した計画の81.8%という結果となりました。顧客の決算期末間際にかけて第2回緊急事態宣言(2021年1月8日から3月21日まで)が発令されたことで在宅勤務への移行が顕著となり、サービスの導入が遅延したため、計画を下回ることとなりました。
今期、2022年4月1日から8月31日までの売上実績は6,130万3,000円、受注残高は1億6,380万6,000円となっております。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により売上遅延があったものの、受注は鮮明に回復基調にあり、2023年3月期の売上計画は今のところ達成見込みです。
その他
2022年8月、エンジェル投資家に対して第三者割増資を実施し2,400万円を調達いたしました。さらに2022年10月、エンジェル投資家に対して第三者割増資を実施し4,600万円を調達致しました。
第4回目のクラウドファンディングにてご出資頂きました資金は、上場に向けた内部管理体制の整備や「rodanius for Pharma」のさらなる技術開発、および「QCDox」の普及拡大、営業力の強化に充てて活用していく予定です。
株式会社ディビイについて
株式会社ディビイは、データ活用/データ解析を基盤としたノウハウ、開発基盤を持ち、その中でも特に高難易度NLP(自然言語処理解析)課題を解決できる検索技術、製品群を持っている技術会社です。AIを活用したシステムの整備が進む一方、ビジネスシーンでは今なお非効率的な業務が広く行われています。そのような状況を打破しDXを推進していくことがミッションです。
株式会社ディビイは、未整備あるいは活用しきれていないデータをより多くの方に活用していただくためのソフトウェア製品を開発しています。
自然言語処理解析を用いて製薬会社・医薬品業界向けに自社開発した製品が「rodanius for Pharma」です。
「rodanius for Pharma」は、医薬品品質保証業務、Quality Controlチェックなどに用い、文書間での不足内容の確認作業や整合性を照査するための作業などにAIを活用して作業時間の短縮、作業負荷の軽減と精度の向上を提供しております。
旧来の属人的な方法に頼り、非効率的な業務を行っている状況を打破し、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に取り組む事が私たちのミッションです。
文書突合・正誤判定ソリューション「rodanius for Pharma」
製薬業界における申請文書と原文書間の齟齬判定に特化した文書突合・齟齬判定ソフトウェア「rodanius for Pharma」は、QCチェックの確認作業時間を10分の1以下に短縮、機械学習によって更なる品質向上も期待できます。コストを大幅に削減できる画期的なDXソリューションです。
文書突合・正誤判定ソリューション
「rodanius for Pharma」は、製薬業界における文書のQuality Controlチェックに特化した文書突合・齟齬判定ソフトウェアです。
AIによって文書間の正誤判定を高精度で行い、人間では気づきにくい齟齬も特定します。申請関連文書と原文書間などの微細な記載ミスの探索に最適で、GxP関連文章(※注)に幅広く対応しています。異なる情報量や質の文書間でも正誤判定ができる画期的なソリューションです。規制が多く、膨大な公的申請が必要となる製薬業界において、原文書と申請文書間の齟齬チェックを行うことができます。
(※注)GxP関連文章:Good x practice(適正 x 基準、優良 x 規範)の略で、安全性や信頼性を確保することを目的に政府等の公的機関で制定する基準を表す言葉の略称
製薬業界の製造現場では、法令遵守に対する監視強化を目的に、当局による抜き打ち査察が行われます。もし製造原文書に記載漏れなどが発覚し、製品を自主回収することになれば、多額の損害が生じる可能性があります。
それを防ぐために、各社は3~6ヵ月に一度、すべての製造原文書と販売承認書の突合を目視で行っていますが、そのコストは年間数千万円にもなります。
「rodanius for Pharma」は、製造原文書や販売承認書などのQCチェックの対象となる文書を登録することでAIが自動チェックを行い、文書間の関連箇所を特定し、その間にある間違い箇所を特定・指摘してくれます。
確認作業時間は10分の1以下と短縮され、AIが正誤判定について自動的に再学習するため、チェックの品質向上が期待できます。また、文書突合に人員を割く必要がないため、コストも大幅に削減することができます。
クラウド版「QCDox」
文書突合・齟齬判定ソフトウェア「rodanius for Pharma」とほぼ同等の機能を持つクラウド版「QCDox」が2022年10月14日にリリースされます。利用シーンに合わせてプランを選択し、手軽に利用を開始することができます。
「QCDox」は、「rodanius for Pharma」とほぼ同等の機能が利用できるサービスです。サーバー構築やインストールなど手間のかかる作業を行う必要がなく、すぐに利用を開始することが出来ます。
また、利用シーンに合わせた「Advance」「Basic」「Small」の3つのプランが用意されており、英語対応や操作代行、利用休止などのオプションを自由に選択する事も可能です。
そのため、「QCDox」は、企業規模に捉われず製薬業界の多くの企業にアプローチすることが可能です。
成長ストーリー
「QCDox」のリリースによって製薬業界でのポジショニング・ブランディングを確立させ、来期以降には新たな業界での製品展開や文書突合を基軸とした新しい切り口の製品の企画・サービス化を進め、これまでの計画に沿って可能な限り早期に上場申請できるよう準備を進めております。
2021年3月期に「rodanius for Pharma」β版パッケージを完成。そして、上述の通り「rodanius for Pharma」のクラウド版となる「QCDox」は2022年10月14日にリリースいたします。「QCDox」はすでに多くの企業から問い合わせ・資料送付依頼があり、その中には社内稟議に入っている企業もあるなど、大きな反響を頂いております。
今期は「rodanius for Pharma」のさらなる技術開発、そして「QCDox」のリリース及び拡販により、製薬業界でのポジショニングの確立を目指します。
また、来期以降は金融業や自動車などの製造業などへ文書突合を基軸とした新しい切り口の製品の企画・サービス化を進めます。
第4回株式投資型クラウドファンディングは、株価も前回50,000円から今回80,000円へアップラウンドとなります。そして、クラウドファンディングで個人投資家の皆様から資金調達するのは今回が最後となる予定です。
ディビイ社への期待
株式会社電通国際情報サービス Xイノベーション本部 XI推進部 玉淵章夫様
「rodanius for Pharma」は、従来熟練者にしかできなかった文書の点検業務を自動化することで、企業の文書点検の精度向上や作業効率の向上、そして属人性の排除といった効果が得られます。
また、このような文書点検業務は従来、紙で行っていましたが、コロナ禍によりオンライン化のニーズが増えています。
このように、「rodanius for Pharma」は高齢化による熟練者の減少やアフターコロナといった時代に適合したソリューションと言えます。
文書間で「類似するパラグラフを探す」「間違いを発見する」という技術的に相反する処理を両立できたのは、ディビイ社の非常に高度な自然言語処理技術によるものと考えています。
製薬業界で行った実証実験では、非常に高い精度で文書の誤りを検出でき、その結果を高く評価いただいています。国内大手製薬メーカーでの本格的な運営も始まり、今後、事業が拡大していくものと期待しております。
Veeva Japan株式会社 Quality Strategy、Director 中西康夫様
文書突合ソフトウェアである「rodanius for Pharma」は、昨今の日本国内における医薬品不正製造問題に対する一つの解決策になると信じています。
医薬品の製造現場では、医薬品を迅速に患者さんへ届けるために、日々「間違いを起こさない」というプレッシャーの下、高品質を担保することに心血を注いでいます。
それらの作業は、デジタル化が進んでいる世の中とは言え、まだまだ多くの場面で手作業・紙記録でなされています。文書間の間違い・齟齬の有無を確認する作業もその一つです。しかし、ディビイ社による独自の高度自然言語処理技術を搭載した「rodanius for Pharma」が、その確認作業を質・量ともに大幅に改善します。すなわち、作業者の熟練度に左右されず、かつ、デジタル技術により精度・スピードが格段に向上するのです。
また、2022年10月より「QCDox」が提供開始される予定であり、ソフトウェア導入期間の短縮・導入コスト低減が見込まれるため、これまで以上に多くの製薬会社でご利用いただけることでしょう。
本ソフトウェアが、製薬企業の使命の一つである「高品質な医薬品を患者さんへ迅速にお届けする」を、確実かつ効率的に実現する一助となることに期待しています。
製薬業界向け外資系ソフトウェア企業在籍 山本博資様
製薬業界では、すべての業務(研究・開発・製造・市販後)において高い品質の維持が求められております。
特に昨今では医薬品製造における不正問題が多く取り上げられており、コンプライアンスの順守が強く求められます。品質の維持には各種手順やルールが定められた文書品質の維持が必要不可欠であり、またその優先順位も非常に高いです。
一方で、様々な特性を持つ医薬品が販売されている今、各種文書の量および種類の増加、文書内容の複雑化が進んでおり、従来の人の目やスキルに頼る文書のチェックでは品質の維持に限界があり、さらなる誤りを生み出すことにもなりかねません。
これらの課題を解決するのが「rodanius for Pharma」です。
「rodanius for pharma」は各種文書の“間違い”をディビイ社独自の高度な自然言語処理技術で自動的に検知し、人の目では見逃す可能性のある間違いを確実に検出し、その自動化により個人のスキルに依存しないQC業務を遂行することが可能です。
大手製薬企業で行った実証実験では非常に高い精度で文書の誤りを検出し、その結果は高く評価をいただいています。
また、「QCDox」をリリースしたことで、医薬品製造に携わる多くの企業にとって利用しやすい環境の提供もしており、医薬品製造品質の向上に貢献する企業だと確信しております。今後のビジネスの発展に期待しております。
海外ではリターン900%も! 株式投資型クラウドファンディングの魅力
株式投資型クラウドファンディングは、インターネットを通じて、少額から未上場の新規・成長企業に投資することができる仕組みです。投資家は、ひとつの会社が発行する株式につき年間50万円まで投資が可能で、投資した企業がIPO(新規上場)やM&A(合併・買収)した場合にリターンを得ることができます。
融資型や購入型などの種類があるクラウドファンディングの中で、株式投資型が特徴的なのは、非常に大きなリターンを得られる可能性があることです。
IPO投資も大きなリターンを狙える投資法として知られていますが、株式投資型クラウドファンディングは、それ以上の可能性を秘めています。株式投資型クラウドファンディングの先進国であるイギリスでは、リターンが900%(※)となった事例もあります。
※ 「英国の株式投資型クラウドファンディングー拡大の背景にある政府・業者の取り組みー」野村資本市場研究所
投資家には税制優遇もあり
本プロジェクトが成立した場合、エンジェル税制優遇措置Bの適用が確認されています。エンジェル税制優遇措置Bは、ベンチャー企業への投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できます。なお控除対象となる投資額の上限はありません。
また、株式会社ディビイは本クラウドファンディングに投資いただき、毎年3月末日現在の株主名簿に記載又は記録された株主様を対象に、株数(投資金額)にかかわらずAmazonギフト券1,000円分を贈呈します。
独自AI技術で企業のDXを支援、製薬業界を中心にシェアを広げ成長ステージに入ったベンチャー企業(未上場株)への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
※株式会社ユニコーンの概要
代表取締役 最高経営責任者 兼 最高執行責任者 安田次郎
東京都新宿区新宿4‐3‐17 FORECAST 新宿SOUTH 3F
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
加入協会 日本証券業協会
※株式投資型クラウドファンディングに関する留意事項
株式投資型クラウドファンディング業務により取り扱われる有価証券は、金融商品取引所の上場有価証券等ではなく、非上場の株式であるため、取引の参考となる気配や相場は存在しません。そのため、換金性が著しく乏しく、売却したい時に売却ができない可能性や売却価格が希望する価格よりも大幅に低下する可能性があります。また、発行会社の業績または財産の状況に変化が生じた場合、当該株式の価値が消失する等、その価値が大きく失われるおそれがあります。