この記事は2022年10月26日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年10月26日(水)の午前10時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日25日(火)の米国株は続伸。ナスダックは2.25%を超える上昇。米Apple社には一部サービスの値上げを好感した買いが入ったと報道されている。
消費者信頼感指数と住宅価格指数が予想を下回り、利上げが経済に打撃を与え始めている兆候が意識され、米国債利回りは総じて大幅低下。10年債は現在4.08%で推移。呼応して外国為替市場ではドルが下げ、米ドル/円は一時148.00円割れ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米国の利上げ幅のテーパリング(縮小)が始まり、ドル高は、大きなターニングポイントに来ているというスタンスは変わらず。ドルは大きく調整する可能性もあると想定しているが、今のところは調整の域を出ないため、リスク量をあげておらず。
戦略としては米ドル/円の戻り売り、豪ドル/米ドルの押し目買いで臨みたい。
▽米ドル/円の日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。