この記事は2022年10月25日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年10月25日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

イエレン米財務長官が東京から為替介入の報告がなかったと言っている。神田財務官は各国通貨当局とのコミュニケーションは取れていると言っていたが、その辺りは大丈夫なのかが心配される。この度は、2回で8兆円以上の介入が行なわれたので、それなりに需給に変化はあるだろう。

また、米ドル/円の150円というレベルは長い間ターゲットと考えられていたところなので、たとえ、ドル高・円安材料ばかりだったとしても、慎重になるべきレベルだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

焦点は今週末28日(金)の日銀金融政策決定会合だが、おそらく政策に変更はないと思われる。そのため28日(金)にかけてじりっと円安が進むのではないだろうか。

来月11月のFOMCで、利上げの先行きに対してスローダウンをかける可能性が出てきたと報道されており、米ドル/円はおそらく、28日(金)の日銀までは堅調だと思うが、来週の11月1日(火)、2日(水)のFOMC手前辺りからは慎重になるべきかと思っている。

米ドル/円に関しては、目先は押し目買いで臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。