本記事は、石川和男氏の著書『僕たちに残されている時間は「朝」しかない。』(総合法令出版)の中から一部を抜粋・編集しています
驚愕の違い! 朝時間と夜時間
時間管理のコンサルタントをしていると、お客様からこう言われることがあります。
「目標達成のために2時間必要なら、帰宅してからの2時間だろうと朝の2時間だろうと使える時間は一緒でしょ?」
たしかに、同じ2時間です。しかし、時間の濃さがまるで違う!
秋元康さんが若くして他界した同級生の葬儀に参列したときに、「人生はあっという間。人生は長さではなく深さなのだ」と言っていたように、時間は長さではなく深さが重要なのです。
もちろん、「明日の朝9時に締め切りが迫った提案書がある」とか、「明日の夜までに完成させなければならない工事を進めている」など、夜の時間の密度が濃くなる日もあるでしょう。
でも、それは期限が迫ってのこと。疲れ切った体にムチ打っての夜仕事です。
強引にやることを詰め込んでいるだけで、決して、充実した濃い時間ではありませんよね。長続きもしません。
最後にダメ押しで確認です。
夜は、まだまだ時間があると思って夜更かししてしまいます。
朝は、もう出社までこれしか時間がないと思うので、密度濃く過ごせます。
夜は、テレビを無意識につけ、つい見続けてしまいます。
朝は、時間がもったいないのでテレビをつけません。たとえつけても、見られるのは出社までの限られた時間です。
夜は、「さあ、実行しよう」と思っても、たまったメールやラインに返信している間に、あっという間に時間がたちます。
朝はまだ、急いで返信が必要なメッセージは届いていません。
夜は、目標達成の活動をしているときに、メールやラインの通知が届きます。確認の数分よりも、集中力が切れることが問題です。一度途切れた集中力はもとに戻すのが大変です。
朝は、目標達成の活動をしているときに、メールやラインで、集中力が切れることはありません。
夜は、夕食を終えたあと、満腹中枢が刺激され眠くなります。
朝は、朝食を食べたからといって、眠くなりません。
夜は、仕事のあとなので、疲れて集中力が低下しています。
朝は、集中力がみなぎる時間です。
夜は、朝帰りすると怒られます(笑)。
朝は、どれだけ早く起きても怒られません。それどころか、寒い朝、先に起きてリビングの暖房をつけておいてあげると喜ばれます。
朝時間の素晴らしさ、わかっていただけましたね!
もう、ここまで読んだあなたは、早く朝時間を活用したくてたまらなくなっているのではないでしょうか?
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