この記事は2023年1月20日(金)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年1月20日(金)の午前9時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
欧米勢と話すと、国内勢より米ドル/円に対して弱気派が多いことに驚く。その理由は日銀。
今週の日銀は、政策変更なしだったが、今後新総裁の誕生もあり、金融政策の修正に出るというのは時間の問題と考えている模様。
現在の為替相場の戦略やスタンス
昨年10月から個人的にも米ドル/円は弱気だが、慎重に戻りを待ちたいと考えている。その理由は米ドル/円の現在のレベル。
下記の米ドル/円の週足チャートを見ると、50%戻しが127.27円に位置している。今年になってこのレベルがなかなか割り込めず、今週いったん131円台まで踏み上がっている。
結果、米ドル/円は慎重に戻り売りスタンスで臨みたい。
▽米ドル/円の週足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。