この記事は2023年1月19日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年1月19日(木)の午前9時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週最大の注目ともいえる日銀金融政策決定会合が17日(火)と18日(水)に開催された。
今回の会合では「長期金利変動幅の再拡大は行わず、大規模な国債買入という量による抑え込み策」を選択。結果、イールドカーブ全体が大幅に低下しており、残存10年国債利回りは昨日の0.524%から0.410%へ大幅に低下。
また米ドル/円も128円台から131.58円まで急騰。この時点では今回の政策は非常に効果があったと評価されていた。しかし、海外勢の評価は芳しくなく、米ドル/円は131円台ミドルを高値に急反落。
欧米市場では、128.00円をも割り込み、一時127.57円までと4円も暴落している。350pips程度急騰し、400pips暴落するという大きな値幅を伴う「行って来い相場」となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日19日(木)朝、欧米の報道をチェックすると、あれだけ注目を集めていた日銀だがあまり取り上げられていない。米ドル/円が行って来い相場を演じているように、今回の日銀の発表は意見が分かれているようだ。
米ドル/円の推移をチェックすると、年初の米ドル/円は131.01円で始まっており、本日19日(木)午前9時前の時点では128.60円付近で推移。
ここだけを切り取ると大きな動きはないのだが、年初から130.00円を挟んで何度となく往復しているため、スウィングトレードではなく、短期トレードに徹したほうがいいマーケットだと思っている。米ドル/円のスウィングトレードは次のトレンド待ち。
▽米ドル/円の日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。