本記事は、松本美栄の著書『パフォーマンスを劇的に変える!快眠習慣』(自由国民社)の中から一部を抜粋・編集しています。

6,000人以上に指導してわかった!「よく眠れない人」の共通点

6000人以上に指導してわかった!「よく眠れない人」の共通点
(画像=PaeGAG/stock.adobe.com)

私はサロンでのカウンセリングや施術のほか、セミナー、講演会、企業研修などを通じてのべ6,000人以上の方の睡眠を指導してきました。睡眠をもっとよくしたい、と思う人たちに寄り添っていく中でよく眠れない人には次のような共通点があることに気がつきました。

・不安や心配事が多い
・ネガティブな発言が多い、物事を否定的に捉えがち
・頭が重い、張っている、かたい
・PCやスマホなどの画面を見る時間が長い
・働きすぎ。オーバーワーク・ハードワーク
・眠る直前まで仕事をしている、スマホなどを見ている
・寝室や部屋が散らかっている
・声が小さい、お腹から声が出ていない
・気持ちに余裕がない
・しょっちゅう締め切りなどのタスクに追われている
・運動不足
・姿勢が悪い(猫背・ストレートネック・前肩など)

このように、睡眠について課題を抱える人には多くの共通点が見られます。

特に最後の項目「姿勢が悪い」は、睡眠の悩みを抱えて私のサロンにいらっしゃる人のほとんどに当てはまります。

姿勢が崩れていると肺が圧迫されて呼吸が浅くなります。それによって脳に酸素が行き届かなくなるため脳の疲れは抜けにくくなります。また、背中や首の筋肉がガチガチに凝ってしまいます。

筋肉が凝っている時は血流は悪くなっています。血液には身体の疲労物質や老廃物、酸素や栄養などを運搬する働きがあります。

姿勢が崩れて背中や首が凝っていると血流が悪くなって疲れが溜まりやすくなっているのです。

私ももともとは姿勢が悪く、それがコンプレックスになっていました。姿勢を改善しようとしていろいろと試した結果、骨格矯正にたどり着きました。背筋が伸びて胸が開くようになると自信が高まり、気持ちも前向きになって元気になりました。

この経験から骨格矯正の技術を習得し、さらに改良を加えて技術を高め、今ではサロンで骨格矯正のサービスを提供するまでとなっています。

今あなたはどんな姿勢でこの本を読んでいますか?

姿勢は睡眠に大きく影響しますので、気がついたら背筋を伸ばし、胸を開いて深呼吸を意識してくださいね。

パフォーマンスを劇的に変える!快眠習慣
松本美栄(まつもと・みえ)
睡眠セラピスト。睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」オーナー。一般社団法人 濃縮睡眠協会 代表理事。美容師、発毛クリニック、エステサロン勤務経験および国内外の様々なスクールで習得した美容・健康に関する知識と技術を活かし、骨格矯正のオリジナルメソッドを開発。2013年表参道に姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」をオープン。1回で目に見える変化を体験できる高い技術力で女性だけでなく、姿勢が気になる男性にも人気を博す。開業当初、1人で業務をこなしていたため、睡眠不足になり身体を壊す。それがきっかけで、疲れを解消し、日中のパフォーマンスを上げる睡眠法の研究をはじめる。自らを実験台に数多くの方法を試した結果をもとに、睡眠の効率を極限まで高めるメソッド「濃縮睡眠R」を開発。そのメソッドを自身のサロンで提供しはじめたところ、経営者や士業など、多忙を極めるビジネスパーソンやアスリートなどの間で評判になる。「睡眠の変化から人生の豊かさをより感じられる人を増やす」ことを目標にサロンでの施術・カウンセリングや座学の提供のほか、企業や消防署などでの講演やセミナー、メディアへの出演も行っており、これまでに延べ6,000人以上の睡眠に関する悩みを解決してきた。2020年からはオンラインでの勉強会を開催しており、参加者は延べ2,000人を超える。「パフォーマンスが上がり、仕事で成果が出た」「時間と気持ちに余裕ができた」と、数多くのクライアントから絶大な支持を集めている。現在は、濃縮睡眠メソッドを習得した睡眠セラピストの育成にも力を入れている。著書に、『誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠Rメソッド』(かんき出版)がある。

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