本記事は、松本 美栄の著書『パフォーマンスを劇的に変える!快眠習慣』(自由国民社)の中から一部を抜粋・編集しています。

寝酒の弊害を知る

寝酒の弊害を知る
(画像=nicolas dumoulin/stock.adobe.com)

眠るためにお酒を飲む人もいらっしゃいますが、寝酒は睡眠の質を低下させる原因となります。アルコールには脳を麻痺させる働きがあるため、起きていられなくなってしまいます。つまりお酒を飲んだ時というのは眠くなっているのではなく、気絶している状態に近いのです。

そのため、アルコールが抜けてくると夜中に覚醒して目が覚めてしまいます。

また、アルコールには交感神経を優位にする働きがあります。

そのため、眠っている間もリラックスできていないため、疲れが取れなくなってしまいます。

お酒を飲むことを続けていると耐性ができてお酒の量が増えてしまったり、反動で飲まない日には寝つきが悪くなってしまったりすることもあります。飲む頻度や量に注意しましょう。

夜にお酒を飲む場合は最低でも眠る2時間前までに飲み終えるようにしましょう。

また、アルコールの排出を促すためにしっかりと水を飲むようにしましょう。眠る直前にお酒を飲むと眠っている間も消化器官が働き続け、内臓疲労が溜まってしまいます。

また、お酒はいびきや睡眠時無呼吸の原因にもなり、日中の眠気やだるさなどにつながります。お酒の飲み方には注意しましょう。

パフォーマンスを劇的に変える!快眠習慣
松本美栄(まつもと・みえ)
睡眠セラピスト。睡眠デトックス・姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」オーナー。一般社団法人 濃縮睡眠協会 代表理事。美容師、発毛クリニック、エステサロン勤務経験および国内外の様々なスクールで習得した美容・健康に関する知識と技術を活かし、骨格矯正のオリジナルメソッドを開発。2013年表参道に姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」をオープン。1回で目に見える変化を体験できる高い技術力で女性だけでなく、姿勢が気になる男性にも人気を博す。開業当初、1人で業務をこなしていたため、睡眠不足になり身体を壊す。それがきっかけで、疲れを解消し、日中のパフォーマンスを上げる睡眠法の研究をはじめる。自らを実験台に数多くの方法を試した結果をもとに、睡眠の効率を極限まで高めるメソッド「濃縮睡眠R」を開発。そのメソッドを自身のサロンで提供しはじめたところ、経営者や士業など、多忙を極めるビジネスパーソンやアスリートなどの間で評判になる。「睡眠の変化から人生の豊かさをより感じられる人を増やす」ことを目標にサロンでの施術・カウンセリングや座学の提供のほか、企業や消防署などでの講演やセミナー、メディアへの出演も行っており、これまでに延べ6,000人以上の睡眠に関する悩みを解決してきた。2020年からはオンラインでの勉強会を開催しており、参加者は延べ2,000人を超える。「パフォーマンスが上がり、仕事で成果が出た」「時間と気持ちに余裕ができた」と、数多くのクライアントから絶大な支持を集めている。現在は、濃縮睡眠メソッドを習得した睡眠セラピストの育成にも力を入れている。著書に、『誰でも簡単に疲れない体が手に入る 濃縮睡眠Rメソッド』(かんき出版)がある。

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