この記事は2023年2月14(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


CPI
(画像=WrightStudio/stock.adobe.com)

2023年2月14日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日14日(火曜日)夜のCPI次第。単純に出たとこ勝負で、予想の数字より大きければドルは買われ、小さければドルが売られるという相場。

このところCPIの結果を受けて、マーケットの変動が非常に大きかったのだが、これも徐々に沈静化し、過去数回よりは動きが小さくなっていくだろう。よって変動幅の端っこで思い切ったトレードをしないように気を付けたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

このところずっと、CPIは低下してきたのだが、実際に米国在住の知人の話を聞くと、景気は非常に強いようだ。そのため西海岸など都市部の人たちの間では、4~5%台の金利では落ち着かないのではないかという恐れがあるようだ。

ただ、米国全体としてはどうなのか、というところではあるが。CPI次第とはいえ、ここから強い経済指標が続けば米ドル/円は、ゆっくりと底打ちすることになるのではないだろうか。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。